この美味しそうな赤白のワインは、後ほどゆっくり
ニンニクたっぷりのギョウザもどうぞ
久しぶりに友人と飲むことになった。お互いに忙しくしていても、この時期だけはすぐに集まろうと盛り上がるから面白い。クリスマス会にはまだ少しだけ早いが、おしゃれなイタリアンでワインとしゃれこむのもいいな。いやステーキもいい。リマには美味しいアルゼンチン・ビーフを食べさせる店がたくさんあるのだ。
どんな店にしようかと考えていた時、たまたま別の友人から勧められた韓国料理屋のことを思い出した。夏を迎えた南半球のリマだが、砂漠性気候のため昼夜の気温差が激しく、夜は冷える。寒い夜に辛いものはぴったりだし、在ペルー韓国駐在員御用達と言われるお店だから、期待も高まる。クリスマス会には不似合いだが、忘年会ならいいだろう。近所で見つけたクリスマスの飾りがなぜかお正月のしめ飾りのようで、なんだか一気に年末年忘れという気分になってきた。
さてその夜。忘年会は日本的行事なのだから時間厳守でと思っていたのに、途中で大渋滞に巻き込まれ、友人をずいぶん待たせてしまった。ペルーのイベントなら30分くらいの遅れはデフォルト（初期設定）なのだが、いやはや大変申し訳ない。待たせてしまったことを詫びると、友人は快く許してくれた上に、「年末のご挨拶に」とプレゼントまでいただいてしまった。ああ、今年ももう終わりだなぁとしみじみ感じながら、ありがたく頂戴した。
ボリューム満点のプルコギは、
サンチュに巻いて食べてもよし
さあ食べよう！
韓国料理のいいところは、なんといっても数々の豊富な前菜だ。キムチにチヂミ、ナムルに豆腐。もうこの前菜だけでメインディッシュはいらないと思ってしまう。が、そうはいかないので、プルコギや焼き肉も注文した。
しめ飾りのようなクリスマス飾りが、
なぜか今年の流行りらしい
気の置けない友人と食べて飲んでの忘年会は、やっぱり楽しいものだ。盛り上がっているうちにお腹も膨れてしまい、お勧めのキンバプ(韓国海苔巻き)まで届かなかったのが心残りだが……。
こうして今年第一弾の忘年会が終わった。さっきまでは「今年ももう終わり」と思っていたのだが、今は「さあこれから！」という気分である。2010年まであとわずか。早く次の企画をせねばと、一人カレンダーを見つめる私であった。