【初夏はお茶】アンチエイジングを桜茶で♪

お祝いの席では「お茶をにごす」、「茶茶を入れる」という意味から、煎茶は使わない。
……ということで、見合いや婚礼などの一生を決めるような大切な慶事で登場する「桜茶」。
「花開く」という幸せへのあたたかい思いがこめられた、日本の古式ゆかしきお茶でございます。
……ということで、祝いの席にでも参列しない限り、実はなかなか口にすることのないお茶ですが……。

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梅は咲いたか、桜はまだかいな
肥満予防健康管理士&アンチエイジングアドバイザーの資格を持つ筆者……のもとに「桜の花の抽出物には、肌のシワやたるみの原因になるコラーゲンの糖化を抑制する抗糖化作用や、線維芽細胞のコラーゲン格子形成増加作用が備わっている。老化を抑制する抗糖化食品として注目されている!」という情報が舞い込んできた。

よく耳にする体の「酸化」は“錆び”に例えられますが、「糖化」は“焦げ”と表現され、皮膚のくすみ・黄ばみに影響を与えているんだそうです。

な! な!! なんと!!! アンチエイジングに桜茶とは。

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箱の中にはキレイな桜の花の塩漬けの他、
一緒に入れる日高の昆布(よろこぶ)、
十勝の黒豆(元気に暮らす)が8セット入っています
ひらめいた先は、北海道神宮。そう! 境内にある参拝者休憩所には、神宮内で咲いた桜を利用した「湯茶 神宮の桜」が売っているのであ〜る。しかも、通年販売♪

明治時代に神宮の参道の両側に植えられたことに端を発した北海道神宮の桜。今ではその本数も千本を超えております。札幌の開花宣言の標本木である桜もこの境内にあるんですよ?。(例年通りなら)5月のゴールデンウイーク辺りに待ちに待った開花宣言。本州の桜前線を羨望の眼差しで見つめ、遅い春の到来を待ちわびた道産子を狂喜乱舞へと誘う道内屈指の花見のメッカとなるのが、ここ北海道神宮なのでございます。

神々に見守られた、この霊験あらたかな地に咲いた桜であれば、アンチエイジング効果にもより一層の拍車が掛かるのでは……欲深かな……ではなく、美と健康への前向きな情熱を胸に、楚々と茶碗に桜茶をセットし、お湯を注ぎます。

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優雅に花開いた「桜茶」のお茶請けには、やっぱり桜餅♪
お味は、100%昆布茶……ですが、湯に花開いた桜がなんとも優雅。美肌への期待感が勝手に盛り上がります。
「桜には、桜を」。そんなわけで茶請けには、桜餅を用意。単にお茶だけ飲んでいればいいのではありませんか?というツッコミは入れないでください。ちなみに、写真でお気づきの方もいらっしゃることでしょうが……ここは北海道ですから、当然! 「道明寺粉」の桜餅でございます。薄皮派関東圏の方々もそうでない方も「道明寺粉派」、「薄皮派」論争(!?)の顛末はこちらをご笑覧くださいませ。

さぁ〜紫外線攻撃も厳しさを増すこの時期、桜茶で美肌キープ&アンチエイジングな自分へのお祝いに、さらにたっぷり桜茶を飲みましょうぞ〜♪