クライミング・ミラクル―カリムノス島・ギリシャ編NO.3―

12月2日、終日クライミング(31GRANDE GROTTAエリア)
午前中同じ6b(10c)を2回、5a(5.8)フラッシング、午後5c(5.9)

「リードしてみますか?」
篠原さんに促されてカリムノス初リードに挑戦してみた。実は内心、リードする機会を虎視眈々、うずうずもしていた。

難易度は低くても長い分、持久力が求められる、5.8だけど「ド」緊張した。24mのロングルート。高度が増してくると否応なく緊張も高まる。最後のボルトにセルフをとって、カラビナにロープを通したら、心底ほっとした。
クイックドローを回収しながら降りる。徐々に緊張が離れていくのを感じながら、何とも言えない喜びが湧きあがってくる。カリムノスの岩場でリードできた。
万歳!ミラクル!!

天気が上々とはいえず、日陰の岩場で、しかも海から風が吹き上げてくると、震えあがるほど寒い。素晴らしい岩壁を前にしても、身体が伸び伸びというわけにもいかず、どうしてもテンションが下がる。午後から風が益々強くなってきたので早めに切り上げた。

この日のエリアで恐らく現地か、でなければ近隣国からのクライマーを見かけた。レッドポイント12とか13以上狙いのクライマーがルーフにぶら下がっている。
カッコイイな〜
そんなふうにこの素晴らしいケーブの屋根を登れたら、どんなに素敵だろう。「クライミングはリードしてなんぼ」を改めて痛感!
トップロープで登ってるいるのは我々日本人ぐらいなものだよ。

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datin140219_02.jpg とにかく一皿の量が鬼多い。とはわかっていても、なんやかや注文してしまう。もったいないからみんなでなんとか平らげる。腹がパンパンになる。
「これじゃクライマーでなくて飽食の喰ライマーだね」
など…

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