クライミング・ミラクル―カリムノス島・ギリシャ編NO.4―

12月3日(31GRANDE GROTTAエリア)
2日に続いて同じ大ケーブエリア。他のクライマーの顔ぶれも、どうやら同じ面子。昨日セットしたまんまで引き上げたルートを落とすべく余念がない。

午前中5a(5.8)フラッシング、6a(10a)TR。
昨日に続いて寒い。待てど日差しは期待できそうになく、早々に引き上げた。


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12月4日
起床したら余りにもの寒さに、この日は「レスト」と決定。「島内観光でも」というわけで、最も賑やかな港周辺に出かけた。


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注文した大皿は、そうそうオーダーもでない「スペシャル」ディッシュだったらしく、店の人が「ちょっと写真撮らせて」なぐらいだった。4人で持て余すぐらいボリュームたっぷり!またもや腹、ぱんぱん!!

小さな街は「え?こんだけ?!」。わけなく歩き終わってしまう。ブティックやその他、島の人々にとって必要な物資を売る店はあるが、いわゆる土産物屋らしきは、あっても品揃えが乏しく、消費意欲がソソラレない。
思うに、まだ港周辺よりもクライミングエリアや夏場ならダイビングスポットが散在しているリゾートエリアの方がそれらしきが多いんじゃなろうかと推測する。
やはり、多少混んでいて煩わしくても、リゾートはオンシーズンにこそ訪れるべきとは今更ながら思う。人通りもほとんどなく、軒軒は軒並みクローズじゃあ、なんともさみしい。そして何より寒過ぎ!
晴れていて暖かい日でも朝夕は冷え込む。いつも夕食するレストランも我々が訪れる夕べには暖炉に直径30センチはあろうかという大木の厚みが15センチぐらいな輪切りがくべられていて、赤々と燃えている。
しかるにホテルの部屋には暖房器具はなくエアコンは「冷」モードだけ。仕方がないから調理用の電熱コンロを点けて、いくらかでも寒さをしのぐ。恐らく、費用を抑えたい長期滞在型のクライマーも少なくないと見えて、自炊ができるようコンロは二口で、棚には大小の鍋とフライパン、二人分ほどの食器一揃いが入っている。
カリムノスを訪れるなら、そのクーラーが活躍する時期がベスト、でなくても、せめて11月中旬までだろうな〜

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