東京都目黒区にあるホテルCLASKA8Fのギャラリー"The 8th Gallery" にて、『合同展示会KIRA KIRA TOKYO VOL.15』が開催されました(2012年11月24日〜29日)。
東京とバンクーバーを中心に活動しているファッション、ジュエリーブランドの「RUKUS」が主催する合同展示会『KIRA KIRA TOKYO』は、デザイナーであるRUKUS の友人を中心に、東京のアンダーグラウンドシーンで活躍する様々なジャンルのアーティスト(デザイナー、イラストレーター、画家、スタイリスト、インスタレーションアーティスト、ガラスアーティスト、セラピスト、料理家、ダンサー、DJなど)が一同に介し、表現をする場所として2009年にスタート。今回で15回目を迎える合同展示会KIRA KIRA では、ファッション、アート、フードを通じて“東京の今”が表現されました。
第1弾は、Contemporary Art Showsの中から「のぎすみこ」さんの『ひつじのさんぽ 』をピックアップします。
Contemporary Art Shows ひつじのさんぽ / Sumiko Nogi
何故ひつじなのか、ということに関しては様々な理由がある。
ひつじの中の『世界観』『宗教観』『歴史』そして、どんな人間でもイメージができる。
今回は、攻撃ひつじが初回に登場だが、場所やシチュエーションによって様々なひつじが登場する。
家畜としての歴史が長く、衣食住に深く関わりがあるが、人間によって手を加えられたひつじは実験の的になり、生贄や弱者や優しさの象徴としてしばしば登場。
『ひつじ』を通して人間をみる。『にんげん』を通してひつじをみる。
実は、意外と今起こりえている現実と同じだったりするのである。
ゆっくりとした足取りでひつじが登場。真っ白の紙を床に置き、自由きままに絵を描く。
時には、場所を移動し、そしてまた描く・・その行為はどこか人工的。
描き終えたら、そのままにしておくのではなく、見てもらえるよう飾る。
身体のなかにある、溜め込んだものを吐き出して、カラッポにする。身軽になったら、おさんぽ。
皮を脱ぎ捨てたら、穏やかな顔のキュートなひつじが誕生。何かが生まれる瞬間。
ラストは、抜けガラを飾り、真っ赤な帽子をかぶってご挨拶。