『フランケンウィニー』キッズとワンコのファッション・コンテスト!審査員にティム・バートン監督&木村カエラがサプライズ登場!会場の『東京モード学園』学生たちは大興奮!

franken125_01.jpg映画『フランケンウィニー』の12月15日(土)公開に先駆けて現在来日中のティム・バートン監督とプロデューサーを務めるアリソン・アバッテの2人。このご両人が12月5日(水)都内、新宿区にある『東京モード学園』に通うスタイリスト学科の学生たちによる、ティム・バートン監督の不思議で奇妙なワンダーランドを表現する“ファッション・コンテスト”に審査員長(監督)・審査員(アリソン)として出席した。また、この日は本作のインスパイア・ソング『“WONDER Volt”』を提供した木村カエラも審査員として登場し、会場は大いに盛上がった。

franken125_02.jpgMC:これより、キッズとワンコのファッション・コンテストを行ないます。今日のコンテストには、スペシャル・ゲストに来ていただいています。アメリカ・ハリウッドからティム・バートン監督とプロデューサーを務めるアリソン・アバッテさんです。
(会場から歓声と拍手)
MC:作品について、ひと言ずつご挨拶をお願いします。
アリソン:すごい盛り上がり! 『フランケンウィニー』という作品をリメイクし、そしてストップモーションで製作したいと監督からお話をいただきました。
監督:日本に来られて嬉しいです。犬と怪獣が大好きで、またストップモーション・アニメーションという技法も好きです。自分が愛して止まないものを1本の作品にまとめました。また、感情面でもうったえかけられる映画になっていますので、みなさん楽しんでいただけると思います。
MC:実は、もうひとりゲストにいらしていただいています。(会場は興奮気味)本作のインスパイア・ソング『“WONDER Volt”』を提供された木村カエラさんです。
(会場は大盛り上がり)

franken125_03.jpgfranken125_04.jpgMC:映画の感想と『“WONDER Volt”』への思いをお聞かせください。
木村:孤独の中に希望が見える作品だなって……、感動しました。キャラクターがとても可愛くて、魅力的です。白黒なのに、気持ちがカラフルになる可愛い映画です。そこから少年ヴィクターがスパーキーを生き返らせるんだって気づいた時の実験のシーンが印象的で、その音をリズムとしてイメージ的に使わせていただきました。孤独から生まれた希望というものを元に歌詞を作りました。
MC:『“WONDER Volt”』を聴かれた感想を教えてください。
アリソン:私はこの歌が大好きです。日本語が話せたら一緒に口ずさめるのにと……ファミングしか出来ないことが残念ではありますが、この曲からこの作品の優しさが伝わってきますね。
監督:大好きでとてもお気に入りの曲です。喜びやスパークといったところなど、この映画の世界をうまくとらえた作品です。
MC:では、これからファッション・コンテストを行ないます。テーマは「奇妙な世界の友情」です。映画の世界をそのままに、キッズとワンコのファッションをモノトーン・ペアルックで表現していただきました。ステージに注目ください。
(ショーはこの日のために『東京モード学園』の学生達がスタイリングを行なった6組のこどもモデル&子犬がランウェイをウォーキング。ハリウッド屈指のトップクリエイターであるティム・バートン監督とプロデューサーを務めるアリソン・アバッテ、そして日本を代表するトップアーティストの木村カエラが審査を……)

franken125_05.jpg★Team A
MC:「奇妙な天才科学者」風にマントをポイントにスタイリングしました。スクールボーイを連想させるローファーとマントをツートーンで取り入れ、お揃いのマントは映画に登場するコウモリをモチーフに、つぎはぎデザインを採用。ヘアスタイルは、モジャモジャヘアにすることで、スパーキーが生き返るきっかけとなった「カミナリが落ちた衝撃」を表現しています。

franken125_06.jpg★Team B
MC:スパーキーが甦る装置の車輪が回る様子から「渦巻き」をポイントにスタイリング。胸元で大きくグルグル感を表現しているのが特徴です。バックスタイルはつぎはぎにし、スカートにはスパーキーが好きな骨など、映画に登場するアイテムを随所にあしらいました。爆発したようなヘアスタイル、強調された目元などで、「奇妙さ」をアピールしています。

franken125_07.jpg★Team C
MC:映画の世界観を「ねじれ」と「ゆがみ」と捉え、スタイリングしました。主人公ヴィクターがスパーキーをはじめ家族や友達などへのいろいろな想いが「ねじれて」「ゆがんで」しまった感情を表現。登場キャラクターの印象的な「目」と科学の先生の特徴ある「ヒゲ」をアクセントに、一層奇妙な世界観を強調しています。

franken125_08.jpg★Team D
MC:「奇妙な世界観」に注力しスタイリングしました。登場人物が着ている「ボーダー柄」を活用したトップスに、ラメ入りのボリューム満点スカートを採用。さらに、つぎはぎ・ボーダー、骨をデザインしたネイルチップなどを取り入れ、不気味だけどクールで可愛らしい雰囲気を表現。ワンコも背中にコウモリの羽をあしらい、小悪魔的に変身させました。

franken125_09.jpg★Team E
MC:「カミナリ」をモチーフに、“クールでキラキラ”のパンクスタイルを表現。カミナリや電気の閃光を鏡の反射で表現し、他にもメタリックなタイツなどキラキラして存在感のあるアイテムを使いました。また、映画の中でヴィクターがスパーキーを甦らせるために屋根裏部屋で使った工具をアクセントとしています。

franken125_10.jpg★Team F
MC:映画に登場した印象的なアイテムやキャラクターの特徴を最大限取り入れながら、素材は柔らかくボリュームのあるものをセレクト。子供の可愛らしさ、無邪気さ、純粋さをスタイリング。ワンコもお揃いにすることで、ヴィクターとスパーキーの友情を表現しました。

MC:最後にスタイリングを担当しました『東京モード学園』の学生のみなさんに登壇していただきます。(会場から拍手)総勢34名のみなさんです。それでは、審査発表です。アリソンさんから「フランケンウィニー スタイリング賞」を、木村カエラさんから「フランケンウィニー ヘア・メイク賞」を選んでいただきました。
MC:まず、ヘア・メイク賞は?
木村:ヘア・メイク賞は「Team A」です。
MC:選ばれた理由は?
木村:カミナリをイメージした髪型です。私も今日、カミナリにうたれた髪型にしたいなって思っていましたので、「あ〜、一緒だっ!」て思ったことと、眉毛の白い部分など、白と黒をメイクにも生かしているところがバランスが良く可愛いなと思いました。
MC:リーダー感想をお聞かせください。
Aリーダー:たくさん魅力がつまっている、この映画の世界観をファッションで表現することが非常に楽しい時間になりました。

franken125_11.jpgMC:続きまして、スタイリング賞は?
アリソン:「Team F」です。
MC:選ばれた理由は?
アリソン:ケープが素敵でした。水玉模様や電球などモチーフがとても良く髪型も似合っていて、ブーツも可愛いですね。犬が愉快でしたね(笑)。
MC:リーダー感想をお聞かせください。
Fリーダー:このコンテストに携われたこと、このような機会を与えてくれたことに感謝しています。

franken125_12.jpgMC:ティム・バートン監督からも感想をお聞かせください。
監督:みなさんとても素晴らしく、最高でした。楽しませていただきました。ワンちゃんたちもステージでオシッコを漏らさなくて良かったでした(笑)。

MC:最後に、これからクリエイティブの世界を目指すみなさん、映画公開を楽しみにしている日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
監督:日本のデザインのセンスや創造性、ファッションや映画などすべてが美しく、私がいつもインスピレーションを受けるものばかりです。本日の学生のみなさんも、とても才能豊かな方たちです。そうしたことから私は日本に来ることが大好きなんです。今日は素晴らしいものを見せていただきました。ありがとう。このファッション・コンテストと同様に、本作の中でも芸術や喜びといった、その精神がたくさん詰まっています。日本のみなさんにぜひ、楽しんでいただきたい。

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【Story】
小さな街に暮らす、科学が大好きな少年ヴィクター。彼の隣にはいつも、最高の相棒──愛犬のスパーキーがいました。ある日、不幸な事故がスパーキーの命を奪ってしまいます。その死を受け入れられないヴィクターは、科学の授業で習った“電気の実験”を応用して、家族にも内緒でスパーキーを生きかえらせることに…。

つぎはぎだらけの“フラン犬”としてよみがえったスパーキー。しかし、彼は自分が“死んでいること”に気づかぬまま家の外へと出てしまい、その“ありえない姿”をヴィクターのクラスメイトに目撃されてしまいます。そして、ヴィクターのアイデアを知った子供たちは次々にペットや動物をよみがえらせ、やがて街は大混乱に…。