キリギリスな秋の日々

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秋空に映える? 枯れ木たち。結構背が高い
秋……。
落ち葉がどさーっと庭の芝生に落ちるようになると、もう否が応でも冬支度をしないと、本当に、速攻で冬が来てしまう。うっうっ……(←嗚咽ですよ、嗚咽っ)。
オタワ郊外の田園地帯は、10月中旬には初雪が舞い、早い年だと月末のハロウィーン前にどかっと降雪を見てしまうという、悪夢のような冬の始まりがお約束。月が変わった途端に霜が降りるようになり、冬が忍び寄って来るのが実感できる。

この夏、隣家との境にある溝に生えてるアッシュの木が(トネリコ。モクセイ科の落葉樹)、一気に6本も枯れてしまった。去年だって、屋根より高いのが3本も枯れちゃって、夫婦してあーだこーだと頑張って切り倒したんだよなあ。隣家のオジさんは、「早いとこ全部切らないと、他の木もダメになるって言われた」とか言って、まだ生きてるアッシュも含めて、30本近くひとりで切ってたし。
6本ばかりでビビってる場合じゃないけど、ウチも早いとこ切り倒してしまわないといけない。なにしろ枯れ木ってゆーのは、強風や豪雪で倒れて家が壊れても、保険会社からは保険金が支払われないんだよね。枯木は倒れやすいからなんだろうが、その事実を知ったのが、夏の終わり。それ以来、せっせと夫が枝はらいを続けているけど、いよいよ本体を切り倒さないといけなくなってきた。
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1本でこの分量。毎晩焼べても、ひと月くらいはありそう
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電動、油圧式。ボディは小さいけど、シゴトはバッチリ!
で、まず最初に買ったのが、チェーンソー。正しくは買い替えた、というべきだが。一昨年から使ってるのは、枝はらいに酷使し過ぎて? モーターが火を噴いて一気にお陀仏。ま、私でも使えるようにと、小型の電動タイプだったから仕方ない。それじゃあ今度こそ、お隣のオジさんが使ってるような、「ご職業は木こりですか?」と聞きたくなるような本格的なヤツを買うとばかり思ったのに、夫曰く、「ガソリンで動くヤツは大きくて重いからダメ」。それってひょっとしてまた、私にも持てるサイズっていう不要なココロ使いのせい? 泣きたくなるぜ。

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タープの上に木が倒れる確率、
限りなく高そう…。ってか、どけろっ
で、チェーンソーの次に買ったのは、ログスプレッター。要するに、切った木を割ってくれるっていう機械。 これまでは、斧でがしんがしんと割っていたから、これは画期的なデバイスと言える。力が要らないから、私でも使える……ってわけで、薪作りは私の役目になってしまった(泣)。

考えてみると、巨木6本分もの薪があったら、冬じゅう朝から暖炉に火をくべられるぢゃん!ひゃっほ〜って感じ。最近は、1コード(=code。薪を買う時の量の単位。1コードは約3.6立米。ウチじゃひと月ももたないね)あたり100ドル近くもするらしいから、セールで買った2つの工具を合わせてもかなりな節約。せっかく暖炉があったって肝心の薪を焼べなくちゃあ、煙突から寒気が流れ落ちて来て寒いんだよね、実は。
さっさと切り倒してよと思うのだが、微妙な位置に修復する予定のスケルトン240Zが置いてあるから、あれに倒れ落ちるとヤバい……ってんで、夫はかなり躊躇しているに違いない。