カタコトなれども知ってる単語
11月2日の晩ご飯。のりまき! 前祝?
明日はヤラカルカ・最終ベースキャンプ4750mへ
11月3日、登頂前夜の晩ご飯。卵&野菜おでんに感激!
カレーは典型的日本のおうちカレー!
ルーは○―モント?の中辛!?
登頂-1
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登頂-2
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11月5日
ヤラピーク5520m登頂の翌日、キャンジュンコンパへ下る。登頂前日までは高度順化を意識して「昼間は眠らない」だの「1日2リットル水分摂取」だのを心がけていたが、息も絶え絶えに登頂して3時過ぎに下りてきたらもう堤防が切れたように夕方まで眠りこけ、夕食後もろくに水分も摂らずに寝てしまった。論より証拠というのか、翌朝起きたらあんぱんマンみたいに顔がパンパンにむくんでいた。
当然、むくんでいるのは顔ばかりではないわけで、全身が鉛のように重い。「道、1本しかないから」というので本郷さんと飯島さんと3人で下り始めて、もの30分もしないうちに後姿さえ視野の外になり「それならそれでのんきに行こ!」とのそのくさ歩いていたら、後から来たシェルパが追いついてきた。
「KODAMAをガードするように」指示されているのか、追いついたが追い抜いては行かず、ずっと2、3歩前を歩いている。
「いいのにな〜ついて歩いてくれなくても」と内心思う。
だってね、登頂・下山して一気に気が緩んだのか、登頂の出発時マイナス20度だったというから、体が冷えたのかしきりに腹がごろごろする。そうばんキジ撃ちは想像に易い。
「キャンジュンコンパまで保てばいいな」我慢に我慢を重ねる。
ごろごろはまだ我慢できるが下腹が痛くなってきたひにゃあ、である。
「Go ahead ! I have some bussines」
ってなことになる。
そう言ったって、どんどん先へ行ってはくれないんだこれが。しょうがないから身を隠す岩陰、「聞こえない」間合いを求め、こっちが逆に登り返す破目になる。
オー、マイ、ガッ!!!
ころあい加減のいい場所がなかなか見つからないまま、とうとう臨界点に達して…
流れる黄河に足を浸さないように、きりきりと揉むように腹が差し込んで身震いがくるほどでも、それだけは集中して気を配る。
「終わりかな?」と立ち上がると第2弾。「も、いいだろ」の後にまだ第3弾。いつまで続くぬかるみぞ!たんびに腹はきりもみ状態。
ほんとに、ほんとに「終了」点に到達し、もうへろへろ。精も根も尽き果て、それでも「後片付け」で石だの砂だの、にゃんこのように按配してたら
「いいよ、いいよダイジョブよ!」
って、そんな近くで! 全部聞いてたのかあーッ!!!
ようやく下山路に復帰したら、追い討ち。
「ゲリ、かーッ?!!」
英語、カタコト。日本語、もっとカタコトなのに、何んでよりによって「ゲリ」なんて日本語を知ッテイルアルカッ!?
多分、同状況下でひき起こす身体症状は似たり寄ったりなんだろう、使用頻度の高い言葉は覚えやすいんだ。と変な納得。
やれやれ〜
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