今夏、ニュースのトップを飾っていたのは“熱中症”という単語だった。
それなのに“電力が足りないから節電をしましょう”なんて言われると、「じゃあ、冷房を止めましょうか」となってしまう。
節電のためにもそろそろ扇風機でも購入しようか、そんなことを考えていた夏の日。よく見ているネットショッピングのサイトのサマービッグバーゲンの広告を発見!
今話題の羽根のない扇風機が、なんと76%OFFの3680円(送料込み)。
形状はたしかに○イソン。
なお、上下の角度は手動安いからには何かある。内容をよく読むと……
「ダ○ソンの原理と同様のAir Multiplier (エアマルチプライアー)テクノロジーで、周辺の空気を巻き込み気流を増幅させ、途切れのないスムーズな風を生み出します(ダイ○ン製ではありません)。
ということは、おそらく中○製だろうと推測。
そしてまだまだ続く注意書き。
首ふりOK
上下角度 OK
風量調整 無段階調整
とここまではいい。ただ、私がいちばん重要視している「スリープタイマー機能」が注意書きにも、画像をみても見つからない!
夜寝るときにつけっぱなしにすると体に負担かかるし、電気代もかかる。だから、スリープタイマー機能というのはかなり重要なのである。
さらに、読み進めていくと……
「説明書は日本語での記載ではありません。
保証書はついていません。
◆返品について……初期不良・破損については商品到着後2日以内(!)にご連絡ください。
◆商品到着後3日以上経過してからご連絡いただいても対応できません(!!)」
この時点で、“日本製ではないこと”、“3日たって壊れたら保証しませんよ”ということが発覚した。
ここまでしっかり説明を書かれて、いろいろ懸念材料満載なのに安さと暑さに負けて購入。
胴体部分。接続面はかなり簡素(笑)なつくり注文後3日後には商品到着。
以外と在庫が満載だったのではないか?と思うほど素早い対応。
宅配業者から段ボールを受け取るとものすごく軽い。
この時点でかなり不安がよぎる。
さっそく中身を取り出し、組み立てといっても上部の羽根のない部分の楕円と下の部分をくっつけるだけなのだが、その部分がなんとも簡素なつくり。
いちおう説明書を見ながら組み立てようかと思い、中を探ってみると……
日本語じゃない、これ予告通り。そして○国語、これ予想通り。
購入前から懸念していたことだったから、さして驚きもしないがとにかく不安いっぱい。
しかし、これで動作しなければ返品できるから、動作しないことを祈りつつコンセントを入れ、ボタンを押してみると……
ブーーーーーーーーーン
テレビの音が聞こえなくなるくらい音がうるさい。そして、風は微風。
真ん中のボタンを回すと風量調節が無段階でできるらしいことが書かれてあるので回してみると……
説明書はもちろん○国語。
図解と漢字で理解できるから問題ない、けどねぶぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
とさらに唸り声をあげ、うるさいのなんの。微風でもうるさいし、風量をあげるとさらにうるさい。
安さにかまけてダイソ○のパクリの中○製品を購入するからこういうことになるのである。
結局、夜寝るときにはタイマーもないし、うるさいし、使えず、蒸し暑い中、熱帯夜を過ごすはめとなった。
「安物買いの銭失い」
とはよく言ったものだ。