型抜きからマドラーまで。“猫の群れ”がここからできますな夏である。茹だるような暑さに負けることなく、何か新しいことをはじめよう。何かつくろう。という創作意欲を持って乗り切っていきたい、今年はそう思ってみた。
そこでちょっと、クッキーなんぞ焼いてみることにした。
公私ともに認める「ネコかまけ」のわたし。
キッチン小道具もやっぱりネコにこだわりたい。ひとまずこんな小道具がある。もちろんすべてお気に入りで、使用頻度も高めのものばかり。
クッキー型、カップコースター、マドラー、製氷皿(こちらは耐熱加工のシリコン製でチョコレート作りにも使えるすぐれもの)
クッキー型はデパートで、マドラーは子供時代、自宅にあったものとまったく同じものを偶然に発見したので、なつかしくなって購入。こういう出会いがあるのでリサイクルショップによく足を運ぶ。お金をかけずにこんなにかわいいキッチン用品をそろえることができる。どうやらネコかまけ歴が、だんだん長くなってくると、本物のネコを見つけるためだけでなく、ネコ用品を見つけるためのアンテナも発達してくるらしい。ちなみに計量スケールも某店の景品でもらった特性のネコデザインのものを使用しているため、お菓子作りに欠かせない計量もたのしい時間だ。
生み出されていく猫ちゃんたちさて、クッキーはパン生地やピザ生地と違って、発酵させる手間がないので、ちょっと甘いものがほしいな……というときに手軽につくれて、重宝するおやつだ。
寝かせる時間が必要なだけで、あっという間にできる。
材料も粉、卵、バター、砂糖。基本はこれだけ。あとは好みで、シナモンパウダーや、チョコチップや、ナッツ類のトッピングを加えるだけ。
今回のアレンジは、三種類の生地を使用した。基本はプレーン。あとはココアとアールグレイ。
ココアもそうだが、アールグレイは、紅茶の茶葉をそのまま入れて練りこむだけなので、とても簡単だ。アールグレイは香りが強く、焼き上げたあとも、ほんのり香ってテーブルの上がファンシーになる。
ありきたりな言い方ですが……食べるのがかわいそう!?クッキー作りの中で、もっとも楽しい作業工程が、型抜きである。
わたしが購入した型は、ネコが昼寝から目覚たときにするのびのしぐさのもの。きっちりおすわりしてごはん待ちしているスタイルのもの。蝶々を追いかけて走っていく姿のもの。これら３種類で型抜きをする。クッキーで出来たネコたち。
今にも動きだしそう。うん、なかなかのできばえである(自己満足)。