【4月は桜で】桜三昧の桜新町


201304_banner.jpg

「サザエさん通り」で有名になった桜新町。
この界隈は私の地元なのだが、よくTVドラマのロケ地に使われている。
圧巻が何と言っても呑み川の桜。そこに繰り広げられているのはまさに桜のトンネルの別世界だ。


20130408_d.jpg
豪華な桜のトンネル

古くは幼稚園時代、小学校から中学時代の同級生が多く住んでいるので、毎年インドからちょっと桜の時期に日本へ里帰りをする私は、旧友と中学生に戻ったようにお喋りを楽しみながらの花見を満喫しており、童心に返る事ができて心から地元に同級生がたくさんいることに感謝している。


20130408_c.jpg
サザエさんは桜新町のシンボル

桜新町といえば、さきほど述べたが「サザエさん通り」だ。
だから、と言うわけでもないが「マスオさん症候群」という言葉を思い出す。女の子の実家がその界隈であると、いったん結婚を機に家を出ても、また戻って来るという現象で、現に私の周りでも横浜に移ったはずの人たちが、数人また実家に戻っている。
多くは子供が産まれてまだ小さいうちに二世帯住宅に建て直して暮らしているようで、そんな「マスオさん症候群」な人たち、さらに地元に根付いている人たちも含めて、地元に女子の同級生がたくさん居る(男子になると圧倒的に多いかもしれない)。
彼女らの子供たちも私たちと同じ小学校、中学校に通っている。だから40年を経た今でも仲がよく、月一の飲み会での参加者が多いというのもうなずける。
私自身、ふだんデリーにおいては、日本人との付き合いがない生活をしているので、気が置けない仲間たちとの交流はとても楽しく、ウキウキしている自分がいる。素のままの自分でいられる楽しさ。至福のときを過ごせるのも、きっと桜新町の桜のなせる技ではないかとにらんでいる。


20130408_b.jpg
ニッポンが大好きになる瞬間

さて、我家のお風呂場から桜のトンネルが見えるのだがとても気持ちがいい。年一度の贅沢だからゆっくりと朝風呂だ(インドは水不足のため風呂につかる事は難しいしつい遠慮している。インド人は沐浴で限られた水しか使わないし使えない)。
しかし花の命は短くて、桜の季節はあっという間に風雨にさらされてしまいハラハラと散ったかと思うと、葉桜に変身してしまう。だからこそますます貴重な時期なのだが。

これからもハッピーな気分で同級生たちと桜のトンネルを散策出来るかと思うと、もう来年の桜がソワソワと楽しみになってしまう。