読み物

vol.3 鶴岡毅樹

【鶴岡毅樹さんに7つの質問】 Q1:映像制作会社を立ち上げたきっかけは? 学生の頃から、将来は自分で事業をやりたいという気持ちはあったものの、なかなか「何をやりたいか」がわかりませんでした。そこで、...

vol.2 ほし☆みつき

【ほし☆みつきさんに7つの質問】 Q1:あみぐるみとの出会いは? 24歳の時、手芸屋さんでミッキーマウスのあみぐるみキットを見つけたのが最初です。あみぐるみのことは初めて知りましたが、子供の頃...

箸使い

「なんちゅう持ち方や!」私のおかしな箸の使い方を指摘されたのだ。 顔がカッと赤くなり、いつもの軽口をたたけなくなった。「ほっと、い、て」精一杯、普通の声で言ったつもり。でも、かよわい声だった。いつもの...

vol.34:安江和宏雪合戦に燃える男たちの熱い冬

2007年1月27日、島根県浜田市旭町の体育館で行われた「雪合戦旭2007」の会場に、ひときわ異彩を放つチームが現れた。迷彩服に身を包んだ9人の男たち。この雪合戦大会にエントリーした、れっきとし...

そうめん弁当と「魔王」

中学校に入学したばかりの頃、私の斜め前の席に座っていた男の子。大きな目とやや尖り気味の口元が可愛らしいが、注目を集めそうなタイプではない。小学生の頃から"ボケ"と仇名される、どこか飄々とした雰囲気の持...

走行距離

「リリーちゃんがナオキ君のこと大っ嫌いって言ってた?」年長組みの教室に、可愛らしい大声が響く。さっちゃん。スモックを軽やかなスキップと共に振り回しながら、満面の笑みでナオキ君に言い放った。あたしはナオ...

vol.24:アデール・ルイーズ・ショウ日常のリアリティに息づくアート

移民と異文化、歴史とモダンが反りあうことなく、個々を十分に保つ街、サンフランシスコ。けれども、この街に存在するあらゆる混在は、「猥雑」ではなく「融合」という言葉のほうがしっくりとくるから不思議で...

勝負なし

高校生活3年間の「恋」戦線は3戦3敗1引き分け、と書いた。すでに「あれ?」と思われた向きもおありだろう。勘定が合わないものね。「1引き分け」の話である。もし獅子奮迅の働きぶりで、それでも戦いを分けたの...

vol.23:島袋博幸ちゅら海を願うウミンチュ

沖縄本島中部にある宜野座村。観光地ではないが、沖縄独特のゆったりとした味わいのある場所だ。そんな宜野座村の海辺に漢那漁港がある。 島袋博幸さんは、そこで育った生粋のウミンチュである。十代のころから父親...

私のランボー

「またかよ」「節操のない!」の声があろうことは覚悟の上である。 相手によって自身の「本質的な何か」が変えられる、すなわち小さくはあっても、人生の一つの精神的分岐点と呼ぶべきを「恋」と規定するなら、これ...

ペンギンさん

高校生の初恋全3戦のうちの2戦目の話である。 男子はニックネームを「ペンギンさん」といった。 いつもこう...胸を張って歩いている感じ、それがペンギンに似ていたような、それでいつしか「ペンギンさん」...

vol.21:丹羽知美ダーツDE親睦会!!今ではすっかり”リアルなお友だち”

大阪市内に大雨・雷・洪水注意報が発令されていた5月19日の夜、セレッソ大阪のホームスタジアムがある長居公園からほど近いダーツバー「Bar Milk Hall」に職業も年齢も異なる男女あわせて9人...

vol.20:幾代昌子大好きなスキーはちょっとお休みして

2月28日、講談社から発売された詩画集がある。『ゆめのあしおと』『あいのときめき』『おもいのことのは』という3冊。この詩画集をプロデュースしたのが、幾代昌子さんだ。昔懐かしい数々の詩に、ガブリエ...

vol.19:鈴木伸幸「山」への感謝と恩返し

「炊事・洗濯・裁縫、なんでも自分でやります。ほんと、家でも手のかからない亭主ですよ」 自分のことは自分で、が山男の原則と鈴木さんは笑う。 たとえばヤッケがほころんでいたとして、決して女房に頼んだ...

vol.18:飯田みどりシャンソンで自分をみつけた!

ある土曜日のお昼、レストランでシャンソンコンサートが開かれている。飯田みどりさんが舞台に上がった。ピアノの調べに体をゆだね、みどりさんはひと呼吸して歌い始めた。 曲は「待って」。ピタリ、恋の歌である。...

vol.17:柴田勝憲夢は軽トラ全国行脚。旅は「蜂つれ」花を求め。

埼玉県越谷市。いかにもだだっ広い関東平野を思わせる、見渡す限り広がる田畑の真ん中にポツンと梅の木に周りを囲まれた畑がある。養蜂家・柴田勝憲さんの畑だ。 畑の土手が一面、ホトケノザやオオイヌフグリ...

vol.16:生田康英カニつり名人の、ほんわか発明ストーリー

メカニカルに光るリール、レザー光線で彩られたデモンストレーション。大勢の釣りびとたちでにぎわうフィッシングショーの会場で、小さいけれどちょっと変わったブースが人目を引いていました。カニつり名人生...

vol.15:國分紘子けっこう行き当たりばったりなの

「九段界隈 桜みち」という、1年に1度、桜が咲き乱れる季節に発行される本がある。千鳥ヶ淵の桜に魅せられて、お祭り気分が大好きで、とうとう本まで出してしまったのが國分紘子さん。國分さんの事務所がある九段...

vol.14:内藤 洋バンクーバー発!ネイチャー「あそびすと」

世の中には、二種類のタイプの人がいると思う。 好きなことをするために仕事をする人と、好きなことを仕事にする人だ。 長年の友人である内藤洋(ひろみ)さんは、絶対的に後者である。 大学卒業後、伊豆...

vol.13:川崎淳与暮らし方ってとてもたいせつ

2月20日、おもちゃ展を開催しているギャルリーワッツに、川崎淳与さんを訪ねた。 川崎さんはギャルリーワッツの主である。おもちゃ展は2年をかけて企画・人選し、開催にこぎつけたという。 この日、原...