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<家からさほど遠くない外国>

momi270_01.jpg陽射しが強くなるにつれてやって来る "どこかへ行きたい病"
キレイな色やオリエンタルな輝き、水面の反射、名も知らぬ葉陰…
スイッチは思いがけず押される
それともスイッチを押したくて光に触れるのか

My 青空なターコイズ、水面のアクアマリン、星空のダイヤモンド、月の真珠
どのアートピースを追って飛び発とう?
エキゾチックな匂い、不思議な食べ物、海辺の歌声、澄んだリズム
誘われて機上の人となる

寺家の空気はなんて気持ちが良いんでしょうと、来る度に思います。
"家からさほど遠くない外国" の様でもあり、
或いは "押入れを通って行くナルニア国" みたいな存在の寺家。
すぐ近くに存在するのに入れたり入れなかったり。ナルニア国のヘリ ギリギリを歩いていてちょっとつま先がはみ出したらたちまちナルニアの世界へ。分かる人には分かる話し…でした。

ここJIKE STUDIO での個展は3年ぶりですが、久しく来ない内にランチの人気が半端ないものになっていました。前から美味しかったんですけどねー。openの11:00にはもうランチの方々がやって来ます。11:00ですよ! そのくらいの勢いで私の個展にも押しかけていただきたいなぁなんて思っちゃうくらいです。そう言う私も時々ランチをいただきますが。お客様優先ですからね、大抵はお弁当をコソコソっといただいています。

momi270_02.jpgカフェスペースの賑わいを遠くに聞きながら、ギャラリーにはゆったりとした空気が流れています。IZの優しい声が聞こえる中、水平線が緩やかな曲線を描き、もしかしたら甘いのではないかと錯覚する程の水がヒタヒタと満ちている。
太陽と水の合作が天井に揺らめき煌めき、こんな贅沢な午後を独り占めしたくなったり。
この水の反射は以前から演出としてやってみたかった事の一つでした。
大きな器に水を張って光が映しだされたらいいなぁ、風が吹いて揺らめきが出たらいいなぁ〜と思っていましたが、偶然性を必然に変えるのは難しい。仕方がないので動画の投影となったわけですが、なかなか良い感じに揺らめいています。
ある日の午後、揺らめきの側に蜃気楼の様なものが出現しました。
それはみるみるうちに変化していきます。
それは入り口にあるラベンダーだったり、ガラスの上のネックレスだったり、ケースの中のイヤリングだったり…
位置を変え、角度を変え、幻の様。
太陽の強さと位置、斜向かいに留まった車のフロントガラスの角度、ディスプレイの位置などなどの条件が揃ったのでしょう。
初めて見ました。空からの思いがけないプレゼント!

次の日曜には "澄んだリズム" もここに響きます。
その次はエキゾチックな匂いや不思議な食べ物も!
元々 "すぐ側の外国" の寺家ですが、3週間だけの切り取られた空気です

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