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＜女2人濃ゆくてだらだら 忙しい旅＞

珍しく連休前半に旅をしてきました。
連休中に出掛けるなんてここ20年ほど無かったかも！？
民族大移動に突入する準備は出来ているかな？

友人が鳥取の方と結婚して引っ越したので、"遊びに行くね〜" から始まった計画。
友人とその新築宅と昨日来た！新車にお世話になりつつ、米子〜鳥取〜城崎〜京都の4日間。
行き当たりばったりだけど、計画しても出会えない様な楽しい出来事に遭遇しながら盛り沢山の旅でした。

テーマの のんびりだらだらに乗っ取り、朝はダラダラから始まり、昼も近い事に気付いて慌てて行動開始。"無理でしょ！" なスケジュールをてんこ盛り立ててダラダラ実行。日が暮れる頃、夜はどうしよう？とちょっぴり焦って最後はこの地ではあり得ない夜中のドライブで終了。何故か毎晩2:00就寝。
夜は8:00にもなればする事も無くなってお散歩だよ〜、と言う地にあってこれはかなりな行動？！

お世話になった米子〜鳥取は2日半で随分いろんな事をしました。
鳥取辺りと言うと砂丘くらいしか知識が無く、調べてもあまり沢山の情報はありません。情報の殆どが松葉ガニに集中しているんですね。

丁度 山陰の美味を外してしまう時季だったのですが、地元ならではの美味しいものを沢山教えてもらいました。ピヨって知ってますか？地鶏ですよ。鳥取牛はブランド牛の元だそうですし、なんと境港の市場で地元のサーモンを食べました。これはイメージ無かったですね。さっぱりしていて美味しい！
豆腐竹輪にもびっくり。これは豆腐なのか竹輪なのか…。見た目は竹輪ですね。中身は豆腐…竹輪少々。竹輪的豆腐、とでも言うのかな？味付けのバリエーションが沢山あって、これは癖になるぅ
海の幸は言うまでもありませんが、豊かな食材に恵まれた土地です。あ〜、ここでも食倒れ？！

2人がたててくれた計画には毎日 "あそこで夕日" 、"ここで夕日" とあり、？？と思ったのですが、考えてみればここは日本海。夕日が海に沈むんですね。
海に沈む綺麗な夕日を目指して2日間ともトライしましたが、どちらも何となくぼんやりした夕日。沈む前に滲んで消えてしまいました。
友人が言うにはこれがこの辺りの気象、スッキリとは晴れずもやがかかり易い。
パンフレットにある様な感動のパノラマ日の入りはなかなか出会えない様です。
でも宍道湖畔の美術館から見た滲んだ夕日は、マネの"印象"という絵のようにデリケートな美しさでしたし、鳥取市から上がって行く日本有数のリアス式海岸から見た夕日も素晴らしい景色でした。
計画ではこのリアス式海岸でパドルボードにチャレンジする筈でしたが、強風で中止。ここは海遊びには最適の美しい海なのです。
で、パドルボードの代わりにやった事は？ 酵素風呂でした。ツルピカになったかどうかは兎も角、のんびりだらだらのお題には合ってました。
あの辺りは温泉の宝庫なんですね。彼方此方温泉だらけで、泉質もまちまち。町の銭湯も温泉。恵まれた土地です。 異動日の午前中に行った砂丘は"これぞ砂丘日和！" な快晴。珍しいことだそうです。期待した風紋は有りませんでしたが非日常な景色とスケールは気持ち良かった〜。これが街のすぐ側にあるというのも面白いですね。

2人の新しいお家も旅のお楽しみでした。木をふんだんに使った夢いっぱいの家。
きっと将来は子供達の声が響くであろう部屋を今はゲストルームとして皆を招いています。
家具や食器の一つ一つを丁寧にお気に入りを選び、生活を楽しんでいる様を見られて今回の旅の目的達成です。

いっぱいいっぱいもてなしてくれたnaomiちゃんご夫妻に感謝しつつ別れ、向かったのは城崎。
昨日ドライブしたリアス式海岸沿いを列車の旅です。
お供は駅弁。鳥取居酒屋弁当ですって。豆腐竹輪、鳥取牛、あご寿司、イカ飯…、鳥取の味が詰まっています。
目指したのは三木屋。志賀直哉 常宿のこじんまりした旅館です。
城崎は外湯めぐりが有名ですね。ま、"のんびり" ですからプラ〜と行きますか。
ピカピカではなくしっとりした書院造りのお部屋や、お庭からの風も気持ち良いロビーで珈琲をいただいたり気ままな1日。ここでもだらだらな私たちは何でもビッケ。それがかえって静かにのんびり出来るのかも〜、なんて言いつつ宿のお風呂も12:00ギリギリに。寝る前に珈琲でも(?) なんてロビーへ降りようとしたら12:00きっかりに全て消灯されてました。真っ暗です、ハイ。

旅の終わりは京都に寄り道。
強風が吹き荒れて列車は大幅に遅れ、天気はコロコロ変わり遂に雨。
京都駅も大混乱。あ いや、そうでなくてもGWだった。ここへ来て初めて実感。
取り敢えず錦市場でチョロチョロ買い食い。だいぶ前に来た時と変わってるのね〜。
それでも変わらないお麩専門店の麩喜(フウカ)さんに辿り着き、久しぶりに買い込みました。ここは格別美味しいと思います。以前、生粋の京女に教えて頂いて以来ファンなのです。
ダラダラ歩いている内にそろそろお時間。こりゃ京都はリベンジだね、などと言いながら戻った京都駅は更に大混雑！風で更に新幹線もメチャクチャ。こんな時に！
そうこうする内 乗るべき新幹線が突然他をスキップして入ってきたものだから大慌て。
ほんまにダラダラ延泊になるとこやったぁ。

考えてみるにのんびりだらだらの割に忙しい旅でした。どっちも共存しているおかしな旅。
それもこれも 鳥取の2人と旅の友のお陰です。ありがとう！

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