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<バ・ROCK>


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 "バ・ROCK"今回のギャルリーワッツでの個展のテーマである。バ・ROCKの"バ"って何?とyukkoちゃんに聞かれて思わず言葉に詰まった。フランス語の"ラ"とか"レ"の様に思われたかナ?スミマセン、私の勝手な造語です。

岩のROCK、歪んでるのBAROQUE(ご存じバロックパール)ロックンロールのROCK。これらが混ぜこぜになった何か・・・この辺りの何か・・・、何かがありそうな気がする。岩や小石のような風貌のビジュー。一見価値の無いようなものの姿をしたビジューは意外なもので作られていたり。パールだって真円のものは養殖の産物。だから天然で真円は奇跡なのだ。歪んだ真珠の美しいこと!愛らしいこと!そう言えばバロックパールと石ころは似ている。ん〜、コロンとしたその形を他の何かでつくってみたりして・・・石ころと言えばダイヤモンドだって石ころの一種?鉱物ですから。

この頃ダイヤモンドも面白くなってきた。おっと、これは危険。この前見た天然のブラックダイヤ、あれはスゴかった・・・よく見るブラックダイヤは人工的に化学変化を起こして色を変えたものが殆ど。キラキラと黒光りした美しさと手に入れ易いお値段で人気です。天然のブラックで美しいものはなかなかお目にかかれないのですが。あれは美しかった・・・!黒と言うより墨黒で品の良いこと!以前つくった墨黒のダイヤネックレス、濃グレーだと思っていたが今考えるとあれは天然のブラックだったのかもしれない。あっと言う間にお嫁に行ってしまい、やはりきれいなものは通じるのねと思ったことでした。

あれからやいのやいのとダイヤモンド屋さんをつついているが、同じようなものは入って来ない。通常私がつくるダイヤネックレスは18キャラットくらいが中心(ネックレス全部で)。あまり大きいものより、チェーンの様にさり気ない方が好みなので。それがこのブラックダイヤネックレス、1本分で80キャラットもあった。どんなに大きいかご想像つくでしょう。しかも美しい。(ブラックで傷の少ないものは珍しい)普段は細やかなものが好きな私も、このびっくりなダイヤにはノックダウン。なぜか下品じゃないのですよね。とんだ石ころ!でもこればっかりは手も足も出ません・・・ザンネン!おっと!ますます危険。ダイヤモンドにとりつかれてはイケマセン。

そんなこんなで今、頭の中は石ころだらけ。・・・重い。