ひねりはないと言える単位のはなし

単位のおはなし。

物事にはある事象を表す無数の単位がある。

たとえば「ヘクトパスカル」は気圧である。昔は「ミリバール」だったのを覚えている人(というか、もう“知っている人”と書くべきか)もいるだろう。台風情報のときはミリバールと言われたほうが圧倒的に怖い。いや、私だけの話だと思うけど。


マウス.jpg
由来のキャラクターを絵で出すのは
ホントにはばかられるので、単なるマウスです

もちろんそれ以外にも、日本は「円」であるお金の単位や、このパソコンモニターの「インチ」……まあ、書いてもしょうがないほどの単位がある。

で、パソコンでいまご覧の方、このページに入るために使ったマウスに関する単位、ワンクリック、ダブルクリック……ではなく、“マウスによってポインタが動く感度”を表す単位、さあ、なんでしょう。

マウスを100分の1インチ動かすのが、その単位の1となり、それによって画面でポインタが何ドット動いたかが、使用しているパソコンに対する実質的なマウス性能、ということになる。

いまマウスを約2センチ5ミリ(1インチ)動かしてみましょう。はい、それ、「100ミッキー」となります。

答えはミッキー。命名はマイクロソフト社の社員の方。で、その由来は……名前を出すのもはばかられるような著作権重視の某社のキャラクターです。「じゃあミニーでもいいじゃないか」なんて書くことすら心配です。