「100-8960」
上の7桁の番号、おなじみ郵便番号である。
ちなみにこの番号は国会議事堂の衆議院へのもの。参議院は「100-8961」だ。
この郵便番号、7桁となったのは98年2月2日から。いまこのページをご覧になっている多くの人は、それ以前の5桁の時代を知っていると思う。
こちらの郵便局が「100-70」。
さてどこでしょう
現在の7桁は、すべてを使って「××県○○市▲▲町」まで特定しているが、5桁の当時は3桁で市や区までを特定し、残りの2桁は特定事業者(官公庁や大企業など)に付与されていたのがほとんど。一般家庭で5桁を書くところほとんどなかったはずである。たぶん。
その5桁時代、以下の郵便番号があった。
「100-70」
さて、これはどこのものだったでしょうか。
最初に書いた国会の番号と前3桁が同じ「100」。これは東京都千代田区のものなのだが、東京都の官公庁が主管する場所も「100」であることが多い。たとえば東京都の島嶼群、父島・母島なども前3桁は「100」だ。
答えは「南極の昭和基地」。郵便のほかに給与受け取り(!)などのために基地内郵便局が存在し、そこに付与された番号だったのだ。
ちなみに、7桁への移行後は特に定められておらず、郵政民営化後は銀座支店が昭和基地内郵便局を管轄している。