「上がってないよ」
知人から指摘された。
「上げてくださいよ」
スタッフからも。それもそのはず山ルポは3月末の分を5月中旬にあげたきり、手がついていないのだから。
「忙しい」は言い訳にならない。つまりは怠慢。
うむ。面目ない。
ので、ジャジャッとおさらい。まずは4月。
4月5日、6日宝剣岳東壁…だったが。
千畳敷カールに降り立ってみれば、ガスガスで強風で、おまけに雪降りで、とても中央稜東壁などできる状態ではなく、その状態は一向に回復せず、1日目はカール内でガスっててもほしい方向を得るためのコンパス学習や雪訓。2日目はカール周りの岩を登ってプチアルパイン。
いや実はプチとはいえ、ルートでもなんでもないところを登るわけで、案外危ういやらスリルやら、結構面白かった。
4月12日の南沢大滝はアイスシリーズでUP済み…っと。
4月26日、27日、28日、連チャンクライミング
26日、27日は小川山クライミング。
26日
・ソラマメ下部スラブ
生木が倒れたよ5.9
三色すみれ10b
スラブの逆襲11b
甘食10b
・ソラマメスラブ
やわらかソラマメ5.8
ノーテンションで。トップロープだけど、11bノーテンはめっちゃ嬉しかった。
27日
・妹岩
愛情物語5.8
・マラ岩
レギュラー10c
川上小唄、通称キムタクルート（木村拓也も登った）5.8
卒業試験10b
センター試験5.8
限定解除10d
愛情物語はクラックがちょいちょい出てくるが、そう難しくはない。レギューラーは左カンテを回ればドワーッと落ちていて、シルクロード、ロッキーロードだの12のロングルート。高度感がたまらない。こうゆうのリードしたいわ。
限定解除はてんでダメ。
28日は太刀岡山マルチピッチ
ちょうど1年前に行っている。だから、ちっとは腕が上がっているだろうから、そこそこましに行けるかと思いきや、やっぱクラック、まだまだダメだわ。最初の3ピッチ、めちゃめちゃ苦労した。マジ、死ぬかと思った。リッジに出た時はもう、クタクタ。
あ、でもね、最後のはさみ岩から終了点のピストンは前の印象よりずっと楽ちんに行けた。
クラックは依然として課題ですの〜
ところで取り付き周辺の様子が1年前と恐ろしく違っていて、とても同じ場所とは思えないほどだった。木々は切り倒され、ブッシュは刈られ、広々で明るくなったっちゃあ、そうなんだが、そこまでやっちゃうのは如何なものなんだろか。
取り付の壁になかったボルトが3本。これもびっくり。
気持ちわかるよ。クラックのリードやり損ったら、まかり間違えば怪我するものね。そしてガイド本で紹介されている難易度のつもりで来ると、とんでもなく難しかったりする。
でもね開拓者の意図「ナチュラルプロテクションで」は全く無視というのは…
ってな、振り返ってみればクライミングな4月でした〜
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