【桜丘ミニ歳時記】もうすぐ開花で「桜と私」

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今週11日から「さくらまつり2013」の提灯がお目見えした我らが桜丘。国道246号の歩道橋を渡り、『RESTAURANT Bar AMUSEMENT』のあるカスヤビルの前に居並んでおります。眺めていると当コーナーでも登場いただいたみなさんがたくさんあるのでぜひ探してみてください。ちなみに我らが「あそびすと」、昨年は桜丘に本社がある某大手私鉄に負けないくらいの提灯を出しましたが(笑)、今年はみなさん張り切って提灯を出したために主催の渋谷駅前共栄会会長たる『パリジャン』に申し込みに行ったときには締め切りとなってしまいました……。「あそびすと」はありませんが、当コーナーに登場いただいたお店さん、ぜひ探してみてください。
 

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観測史上最速で夏日になったと思いきや、3月上旬らしい冷え込みや冷たい雨もふるここ最近の気候。寒い日があると桜の開花も遅くなりそうですが、桜の蕾は暖かい日の後に寒い日があることでギュッと大きくなるもの。徐々に暖かい日が多くなってくる様子である"三寒四温"、この状態が春を呼ぶと言いますが、それは桜も同じなのですね、先日掲載した写真ではまだまだ花も蕾もない枝たちでしたが、みるみるうちに蕾が満載となってきました。東京の開花予想はずいぶん早く来週中とか。見頃は31日くらいになるのですかね……。

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そんな桜丘の桜につきまして、今回もそれをよく知る人に話をうかがってみました。お店は当地にあって60年、生まれてこの方57年を桜丘で過ごす『ほんもん屋』の的場享さんがご登場です。
「桜についてですか? たとえば僕らの子供のころというのは、桜通りにしたってこの道(中央通り)にしたって舗装がされていない道だったでしょ。そのときはこの近所というよりも鶯谷町とか猿楽町とか、そっちのほうに桜があった印象ですよね。それにご存知でしょうけれど、桜通りも桜並木ではなかったですから。柳? そうそう。桜丘通りの柳並木だったんですよね。ほら、柳ってお化けがよく出てくるところだから(笑)、なんか怖い……まあいま思えばそれも風情がありましたよね。桜並木になったのって、言ってもまだ20年くらい。春はずいぶん華やかになったし、人通りも多くなったのをよく覚えていますよ」

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桜がすごい綺麗だと思うときに"日本人でよかった"的なことを思ってしまいます。それってお国柄だったり、畏まって言えば宗教的な考えもあるのかしらん……ということで、クリスマスのときにお邪魔した『渋谷バプテスト教会』を訪ねてみました。おおいらっしゃいませ、お久しぶりですね……と迎えてくれたのは教会主事の蓮香隆夫さん。写真の主任牧師・林鍾守さんがご不在だったので、蓮香さんにお話しをうかがいました。
「私たちはここに来る前は猿楽町にありましたが、その当時から桜丘の桜は見事だと思っていましたね。それでこの街に来たのですから、それは神様の思し召しですね(ニッコリ)。
もちろん桜が綺麗だと感じるのは国籍や宗教観は関係ないですよね。春先に外国の方がお見えになられたとき、とても喜んでおられました。日本の桜は特に綺麗だそうで、咲いているのも散り際も素晴らしい、と。日本的に言いますとワビサビがわかる方でしたね(笑)。
私たちの日常ですと桜の季節にはイースターがあります。クリスマスのときのように、その話もぜひ聴きに来てください」

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おまけ。
桜通りの飲食店は、食事やお酒の合間に桜も見えちゃうのでこの時期は特にオススメ! などと考えて歩いていたら、地下にあったはずの『RISOTTO CURRY STANDARD 』の看板が3階に。おや、これは新しい観桜スポットですよ……と思っていたら、いつも忙しい店長の高城直弥さんが買い物袋を両手にダッシュでやってきました。
「あああああ、こんにちはっ。いつもお忙しそうで? いえいえとんでもないですっ。3階? 実は地下のお店はそのままに上もオープンさせていただくことになりましたっ。とはいえまだ営業許可も出たばかりで日は未定なんですよ。桜までに? いやいやいやいや。オープンの際はまたいらしてくださいねっ。ますますの大繁盛? いやいやいや……」
はい、開店以来大繁盛、いつもお忙しそうな高城さんでした。桜とともにオープン情報もお待ちしております!