「過ごしやすい」を通り越して、肌寒くも感じることがある10月中旬です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。あっという間に冬がやってきて、枯れ葉舞う桜丘も風情がありそうですが、やっぱり身軽に動ける時期にいろいろと見て回りましょう。
今回のお散歩は秋を探す……そんなつもりで歩を進めてみました。あくまでもつもり、ですが(笑)。
1.まずは桜丘の玄関口である国道246号沿いの歩道橋の下にまで行ってみましょう。こういう場所というのはなんとなく自転車と花壇が置いてあるようなイメージがありますが、よく目を凝らしてみると桜丘で運営している花壇なんですね。先日の「フラワーメッセ」でコスモスが植裁された花壇がこちら。今の時期は「秋に桜」と書くコスモス(秋桜)ですが、季節によってさまざまな花が咲いております。今度は春にも目を凝らしてみましょうか。“花の街”を目指す桜丘らしい入り口風景であります
2.桜通りの中腹から山頂方面を眺める。桜通りに植わっているのは当然ながら桜であってイチョウとかではないので、見事な紅葉が……なんてことにはならずにすっかり枯れ落ちてしまいました。サクラも咲いて紅葉したら最高ですけれどもねえ。ただ、満開の桜、青々とした緑と同様に、この枯れ葉舞う様子も秋冬という季節ならでは。まだまだ先ですが、この先にあのピンクの桜が咲くわけですよ
3.桜通りにて秋を探していると、日替わりのコンセプトバー『羅針』にて『代官山セレスの館in羅針』として出張占いをしている観奈さんの姿が。「あら、こんにちは〜。今日はお散歩ですか?」はい、秋を探しております。「秋ですか〜。ホントは違うもの探してませんか〜」えっ?「女心と秋の空、なんて言いますよ〜。取材で占ったときからお変わりありましたでしょ〜?」ぎくっ。となわけで“秋の空”、探してもらってきます。内容は今回は教えねえ(笑)
4.「読書の秋」なんて言葉がありますね。桜丘の読書の殿堂とならば、渋谷区文化センター大和田の「こもれび大和田図書館」。てなわけで向かっていたら、同じく文化センターにある『bel mare caffe』の木津由幸さんにバッタリ。「秋ですか? 当店も秋の味覚を駆使したイタリアンじゃないですかっ」ということでお店前でパチリ。「まもなく開店2周年、みなさんよろしくお願いいたします」
5.最初に紹介した桜丘の花壇、こちらのインフォスタワーの横にも並んでおります。立て札を見ると“セブンイレブン”の文字も。目の前にあるコンビニのセブンイレブンも桜丘の立派なランドマークのひとつ。超大企業なわけですが、地域とともにある姿勢が感じられますね
6.こちらセルリアンタワーの裏にあります渋谷区立桜丘公園。桜丘町内で「公園」って名前が付く施設はここにしかない、はず。ほかにもあったら教えてくんなまし。この季節はランチ時にお弁当を食べたり、読書をしている人もよく目にしますね。公園、って必要だよね、都会だけに余計に
7.秋になるとにわかにワインが注目されるのはボジョレー・ヌーヴォーの影響なんですかね? そんなことを考えながら歩いていたらソムリエの資格を持つ店長・谷陽一郎さんの『ローディ』へ。このときはお目にかかれませんでしたが、広い店内に大きなスクリーンを持つ『ローディ』、秋も結婚式の二次会やさまざまなパーティシーンで大賑わいとか。もちろんひとりでのカウンター飲みも楽しめますよ
8.桜丘町と南平台の境目まで足を進めていくと、左に見えるのが自社のアパレルブランド『ON AIR TIMES』を卸しで扱う『ON AIR』が。今年の秋物のブランドっていうのはどんなもんなんでしょうか……とうかがってみたら、すでに来春の物が主力なんだとか。そうなんですね(笑)。ちなみに今年の秋冬は「黄色がかった“マスカットカラー”と、ブーツからレッグウォーマーを覗かせた装いを私たちは押していますよ」と、社長の大川愛子さんに教えていただきました
9.桜丘の南の端、西郷通りを線路方面に歩いて行くと、『多心』がありました。最近ではさまざまなメディアで取り上げられている蕎麦の名店です。大将の山田心さん、「蕎麦のシーズンもご存知、秋です。北海道産の新蕎麦など秋の味覚をご用意しております。どうかお気軽にいらしてくださいね」