国際卓球でラケットから買う卓球ライフをあなたに

「○○の秋」
おなじみのこのフレーズ、○○で最初に思い出す単語はまさに人それぞれのはずである。芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋……当「あそびすとサイト」では、たとえば『勝手に読書録』というコーナーがあったり、さまざまなアーティストが登場することで、“読書”と“芸術”はカバーしている気がする。そして“食欲”では胸を張って当コーナー(桜丘限定ですが)が請け負っているし、またお酒にまつわるコーナーもある。そんな中で、スポーツに関わるコーナーはないよなあ、ということに気が付いた。「山に登る」っていうのも、スポーツというよりも趣味のカテゴリーではあるし。ということで、当コーナーがスポーツまでも請け負ってしまおうと、桜丘に登場して29年にもなる超老舗スポーツ用品店に足を運んだ。


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国道246号の歩道橋を青山側に降り、右手に『RESTAURANT Bar AMUSEMENT』、『しぶや三漁洞』とこれまた老舗を眺めつつ、『conceal.cafe SAKURAGAOKA』の角を右手に曲がってすぐ……お、正面にはこちらも老舗の『一風堂』も見ることができる。そんななかなか年季が入った一角にあるのが『国際卓球渋谷店』。スポーツ用品全般ではなく卓球用品を専門に扱う『国際卓球』が、82年11月にここ桜丘にオープンしたお店である。

一歩中に足を踏み入れると、卓球専門店だけに壁一面にラケットが……などということはなく、目の前には“レコードジャケット”が棚差しになっており、右手には理路整然と箱が摘み重ねられている。あれ、ここは卓球用品店ですよねえ?

「ははは、もちろんそうです。そこに棚差しになっているのはレコードではなくて、ラケットに貼るラバーです。そして壁の箱、あれにはもちろんラバーを貼る前のラケットが入っているわけですね。ラバーもラケットもずいぶんたくさんある? それはラバーもラケットも、製品によって性能が違うからです。ラケットを例に取るとわかりやすいかもしれませんが、持ち方でも大別すると『シェークハンド』と『ペンホルダー』があるのはご存知ですよね? それでさらに板の加工によって反発が強いものや弱いものだったり、いわゆる“カットマン”が使う『守備用』というものや、スタンダードな『攻撃用』があったり……ラバーも同じです。そういうことで種類が多くなるのですね」

そう教えてくれたのは同店の神さん(ちなみに入社前は社会人選手として一流のプレイヤーだったそう)。さらにその話を引き取ったのが、店長の織田進さんである。

「スポーツ用品全般を扱うようなスポーツ用品店ですと、ラバーをすでに貼ったラケットを売っておりますよね。もちろんそれでも卓球はできるのですが、当店で扱っているようにラケットとラバーを組み合わせて使用すると、たとえば打感がしっくり来ない場合……なんて難しいこと以前に、うまくなってきたから貼り替えてみて、より自分にあったラケットを模索することができます。たとえば全日本に選抜されるような選手は、1日だったりそれこそ1試合でラバーを貼り替えたりする場合もある。それだけ繊細なものだということなんですね。なので、一般の方もラケットとラバーが別のところから始めるのも、新たな楽しみになると思いますよ」

さて、「彼のように7割方の社員はかつて卓球選手の人たちなんですが、私はやっていないんです(笑)」という織田さんが渋谷店にやってきたのは約7年前。

「この7年間は……もともと有名選手でしたけれども、福原愛ちゃんを筆頭に卓球ブームがありましたよね。世間で卓球が盛り上がっていると、当店に訪れる人もやっぱり増えましたよ。年配の方も増えましたし、遠くからお買い求めの人も数多くなりますね。温泉場にある卓球じゃないですが、会社のみんなでプレーしていたら、ある人がことのほか上手い。『実は学生時代に卓球部だったんだ』って誇らしげに言ったことで、また火が点いてラケット買いに来ちゃう、そんな方もおられますね」


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この渋谷周辺には、卓球を楽しむことができるレジャー施設などもいくつかある。専門店は敷居が高そうな気もするが、豊富な品揃えと豊富な知識の店員さんが、あなたをまずは温泉卓球のエースの道へ導いてくれるだろう。

「はい、たしかに敷居は高く感じられるかも知れませんが、お買い求めのラバーでしたら当店で貼らせていただきますのでご安心を。卓球は生涯スポーツです。長く楽しむひとつの方法として、どうぞ一度お出でになってみてください」

どうもありがとうございました。
お邪魔いたしました!

Q・あなたにとって桜丘とは?
「落ち着いた街ですから、お子さんが『卓球道具買ってくる!』と言っても安心して送り出せる街、じゃないでしょうか」


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ほら、レコード屋を思い出す人、いっぱいいますでしょ? 違うんですね、これがみんなラバーなんです。奥深い卓球用品の海へGO!


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いっぱいありますねー! すべて卓球用に開発されたウェア、靴下、シューズが選びたい放題です。「はい、国際卓球は国内最大級の卓球用品取り扱い店です。渋谷店も本店に負けない品揃えをと思っております」(織田さん)


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こちらはラケット周りの商品ですね。ラケットは……お、やっぱりありますね、トップ選手のモデル。日本の中心選手、水谷隼選手や石川佳純選手のモデルが見えます。もちろんバッグやラバーの手入れアイテムも豊富です。


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まずオススメのラケットはこちら。卓球王国・中国のトップ選手で11年10月の世界ランク6位、劉詩文選手の特注モデル(1万4175円)。優れた弾みと軽さを兼ね備えた素材、そして扱いやすいモデルとなっております


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では大事な大事な「劉詩文−FL」に貼るラバーを選びましょう。「だったらこの2枚にしましょう。テナジー05(5670円)は、ラケットと同じバタフライ社の製品ですから相性もいいですし、『スピンがよく掛かる』と選手をはじめ使用者の評判もいいです。裏は「ヘキサーデューロ(3570円)ですね。国際卓球のオリジナルで強い回転力とスピード、さらに長期間の使用が可能ですよ」(織田さん)


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こんないいラケット持ったらウェアも揃えましょうよ。「これなどどうでしょうか、こちらも当社オリジナルのFRANDUE(5250円)という男女兼用のウェアです。これは紫主体ですが、色も4種類あります。軽くて伸縮性もありますから、白熱のラリーが楽しめますよ」(織田さん)



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【今回の桜な人々】
国際卓球 渋谷店
織田 進さん

〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町1-6
マップ

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