大人の街にあるべくしてある店、それが大人なOne Garden

桜丘の飲食店といえば、言うまでもなく桜通りと中央通りにかけてがメッカ。老舗からニューフェイスまで多くのお店が軒を並べているが、ふと道をそれたところに思わぬ穴場があったりもする。それは住宅街であったり、入り組んだ路地の向こう側であったり……。

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桜丘のランドマーク、インフォスタワーの“麓”に店を構える『One Garden渋谷店』もそんな穴場のひとつ。扉を開け、落ち着いた店内に足を運ぶと、迎えてくれたのは店長の我妻修平さん。

One Gardenがこの地に開店したのは4年ほど前となるが、我妻さんが店長となったのはここ1カ月。「料理長は4年前からおりますから、お話しは料理長のほうに(笑)」と笑うが、学生時代のバイトから含めると飲食店のキャリアは約15年。この1カ月「手応えありますね」とノリノリの様子だ。

そんな我妻さん、One Gardenにやってくるまではまったく桜丘に縁がなかったとか。
「渋谷というとどうしても道玄坂とかのイメージがありますよね。で、ゴミゴミしてますし、実はあまり好きじゃなかったんですよ。桜丘という街の存在も知りませんでしたから。それが駅から徒歩5分でこんなに緑もあって、落ち着く場所があるんだなあ、というのを初めて知りました」
そしてそれって、と我妻さんが続ける。
「One Gardenというお店も、そういう落ち着ける店でありたいのですよね。よく居酒屋さんとかで宴会だと二時間制とかあるじゃないですか。ウチはそういうのは一切ありませんし、ゆっくり食事やお酒を楽しんでいただきたい。ゆっくり落ち着ける場所、まさに桜丘にあるべきお店でありたいですね(ニッコリ)」

この話をしながらも、予約のお客さん用に自筆でウエルカムカードを書き続ける我妻さん。美味しい料理に美味しい酒だけでなく、このような行き届いたホスピタリティがOne Gardenを桜丘らしい、大人のお店たらしめている。

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「さあ、産地にもこだわっています、料理長自慢のウチの料理をどうぞお召し上がりください」
立派なお刺身盛り合わせに合わせるのは、田辺酒造の日本酒「越前岬」で。
大人の街にある大人の店。
One Gardenに、乾杯。

Q・あなたにとって桜丘とは?
「ここに来て初めて存在を知った、緑の多い落ち着いた街です」

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夜の佇まいはこのお店がタダ者ではないことを物語っておりますね。居酒屋ではない、その我妻さんの言葉がわかります

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シックな色調、そして柔らかな照明の店内。これは腰を据えて飲みたくなりますね

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左側は個室のVIP席。プライベートなお祝いなどでどうぞ

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さあ、まずは前菜感覚でお野菜、いきましょうか。朝摘み有機野菜に自家製力士味噌のディップ(850円)。たっぷりお野菜に、ニンニクなどが加えられた"力士味噌"を付けて召し上がれ。味噌ひと塗りできゅうりなどじんわり甘みがある野菜の味、引き立ちまくりですよ

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いよおっ、お刺身! 本日のお造り盛り合わせ(2600円)が登場です。小田原、銚子、沼津、真鶴など、近隣の漁港からドーンと直送。何がお皿に乗ってくるかは当日のお楽しみ。「以前は3点ほどで量を多く……でしたが、いまはいろいろ味わっていただきたくて点数を多めにしています」(料理長の他力さん)

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そして名物がこのレタス豚しゃぶ(1人前2600円)。上州・群馬県の銘柄豚"とんくろ"と有機レタスがもたらすハーモニーは最高! 豚肉ももちろん、肉の味も吸ってくれちゃったレタス、侮れませんよ

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お酒は福井県・田邊酒造の『越前岬』でいかがでしょう(グラス650円〜)。少量を丁寧に仕込む貴重なお酒で、「渋谷区内では……いや、23区では……いや、おそらく都内では!」(我妻さん)飲めるのはOne Gardenだけ! 飲め飲め!!  ちなみに生ビールはキリンの一番搾りが700円です


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【今回の桜な人々】
One Garden渋谷店
我妻 修平さん

〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町20-12
 ル・カルティエ桜丘1F (マップ

ホームページ
http://www.one-garden.jp/shibuya/