映画『藁の楯 わらのたて』プレミア試写会に、大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、岸谷五朗、永山絢斗、そして三池崇史監督が登場!三池監督「カンヌ映画祭の勇気に感謝しています!」

warashisya01.jpgただいま公開中でGW最大の注目を集めるスリル&サスペンス超大作、『藁の楯 わらのたて』。前回、キャスト、スタッフが撮影以来初めて勢ぞろいしてのレッドカーペットの模様をお届けしましたが、今回はその後に行なわれたプレミア試写会の模様をお届けします(4月22日、新宿ピカデリー)。これまたレッドカーペットをイメージさせる客席から赤いポンポンが振られ、大歓声の中、客席中央の入口より大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、岸谷五朗、永山絢斗、そして三池崇史監督が登場した。

warashisya02.jpgMC:まずは、ご挨拶からお願いします。
大沢:今日は、ご来場いただきありがとうございます。プレミア試写会ということで、プレミアな感じのメンバーを今日は揃えました。堪能してください。
松嶋:この日が迎えられることをうれしく思います。楽しんでいってください。
藤原:もうそろそろ公開初日を向かえますけど、みなさんに作品を観ていただき、多くの人たちにその思いを伝えていただきたいと思っています。
岸谷:みんなで一生懸命作った作品です。ゆっくりご覧ください。
永山:今日はありがとうございます。楽しんでいってください。
三池監督:公開間近の我々の心境は、けっこう大変なものなんですよね。お客さん来てくれなかったらどうしようとか……。今日は、こんなにたくさんの方にいらしていただいて、ホッとしています。

warashisya03.jpgMC:撮影を振り返って思い出される苦労は?
大沢:去年の夏は猛暑だったんですけど、名古屋を中心に岐阜や台湾でも撮影をして、日々暑さとの戦いで、それが出演者の緊迫感を醸し出しているのかなあと思いました。
MC:撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
松嶋:物語は緊迫していましたけど、現場はいたって穏やかに進んでいました。監督の大きさだと思います。
三池監督:松嶋さんが穏やかな心の持ち主だから。みんなは、けっこう大変でした(笑)。その中で、松嶋さんは堂々とされていましたね。それから、きゅうりの皮を剥いてました(会場笑)。
MC:きゅうりの皮?
松嶋:差し入れで、きゅうりの一本漬けを100本ほど……汗ばかりかくので、みなさんが体調を崩さないように差し入れさせていただきました。
大沢:僕にはまわってこなかったですけど……(会場笑)。

warashisya04.jpgMC:藤原さん、撮影を振り返っていかがでしたか?
藤原:ずっと手錠かけられて、フードを被せられて、拘束されながら、ずっとあの暑い夏を過ごしましたけど、楽しかったですよ(会場笑)。
MC:楽しそうじゃないお顔ですが……?
藤原:楽しかったですよ。
MC:海外の撮影もありましたけど。
岸谷:電車(台湾新幹線)を貸し切って、終電から次の始発までに撮るという、普通は終電終わったら電車に乗れませんよね〜。終電終わってからみんな電車に乗り込むんです。大変でした。
MC:真夜中の撮影で……。
岸谷:明け方終わって帰るという。時間制限もあって焦ってました。

warashisya05.jpgMC:永山さん、印象に残っている出来事は?
永山:……(沈黙)……う〜ん……そうですね……(沈黙)……。
MC:さほど印象に残ってはいないと?(会場笑)
永山:……(沈黙)……日本食が恋しかったですね。
MC:だから、松嶋さんのきゅうりが美味しかったと?
永山:いや、松嶋さんのきゅうりは名古屋でいただきました(会場笑)。
MC:今回、高速道路のシーンも大きなみどころですが。
大沢:実際の高速道路を封鎖して、美術さんが作った、輸送車、護送車を使って、もの凄い数のパトカーも、邦画では経験したことのないスケールがあり、ワクワクドキドキしながら撮影してました。

warashisya06.jpgMC:三池監督、この作品はCGも使わず実写でと……。
三池監督:いや、CG使いました(会場笑)。
MC:一部分ですよね〜。非常にスケールの大きな撮影だったと思いますが?
三池監督:新幹線にNGを出して、戻らせてもう一度ホームに入って来いって指示出したのは、僕らが初めてじゃないですか?
MC:男性だらけの撮影現場の中での松嶋さんはいかがでしたか?
大沢:ほぼ、男性にしか見えなかったですね(会場笑)。女性として気を遣わないといけないところを見せずに、堂々と同じ位置で渡り歩いていましたね。
松嶋:最高の褒め言葉をいただいたと思っています。歩き方など、男性に見えるように努力しました。

warashisya07.jpgMC:さてこの度この作品がカンヌに羽ばたくことになりましたが、どんなお気持ちですか?
大沢:正直、驚きましたね。世界の方々にも楽しんでもらいたいですね。
松嶋:そのような作品に出演させて
いただいたことに感謝しています。演じるという気持ちは外国の方も変わらない熱い気持ちがあると思いますので、楽しんでほしいなと思います。
藤原:国境を越えて多くの人たちに観ていただけことは嬉しいですね。
岸谷:すごいことですね。さすが、三池監督ですね! 三大映画祭ですから! ねえっ監督!!
三池監督:さきほど伊武さんが“カンヌ無量”だって。すばらしいひと言だと思います。
永山:“やばたん”ですね。参加できて、嬉しいです。
三池監督:もっともカンヌに遠いジャンルの映画だと思いますけど、どこをどのように観て、どう解釈して楽しんでいただけるのか興味があります。カンヌ映画祭の勇気に感謝しています。

warashisya08.jpgMC:三池監督と大沢さんがカンヌに行かれるとうかがいましたが?
大沢:みんなで一生懸命撮った作品なので、日本の人だけではなく世界の人に喜んでいただきたいし、どう評価がくだるのかもちゃんと目の当たりにしたい。
MC:最後に、大沢さんからメッセージをお願いします。
大沢:いかがでしたでしょうか? このプレミアなトークショーは?(会場笑)
そのことは忘れていただいて、現実からは離れて登場人物と一緒に日本を旅していただけたらと思います。この作品は、タイトルの漢字が難しいんですよね。『なんとかのなんとか』って言われるんですけど、もし気に入っていただけたら、明日から職場や学校で、まず『藁の楯 わらのたて』って言っていただいて、みなさんに広めてください。本日は、ご来場ありがとうございました。

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原作:木内一裕「藁の楯」(講談社文庫刊)
監督:三池崇史
製作:日本テレビ放送網、ワーナー・ブラザース映画
出演:大沢たかお 松嶋菜々子
岸谷五朗 伊武雅刀 永山絢斗 余貴美子 /藤原竜也/山崎努
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式HP:www.waranotate.jp
公開:4月26日(金)新宿ピカデリー他 全国ロードショー
 

©木内一裕/講談社 ©2013映画「藁の楯」製作委員会