世界中に数百万の競技人口を誇るロボット格闘技サイバトル。その頂点には、星座の名前を冠した十二の神が存在する。サイバトル十二神は、この世界を三つの階層に分けた。十二神が存在する天界。神の餌を狩るマスタークラス。そして、神の餌となるルーキークラス。この物語は、殺された父の仇を討つために、神に闘いを挑んだある少女の物語である。
薄暗く狭い通路。少女はボールペン6本を女に手渡し現金6万円と交換する。彼女はサイバトルで、血に餓えた白い牙“ザンナ・ビアンカ”と恐れられるロボットファイト最強の女子高生。無線コントロールロボットによる格闘技大会サイバトルに勝利した者は、賞金として対戦相手のロボットの60%の対価を得ることが出来る。
彼女の父はロボット技術者で、キバシステムという革新的なロボット操縦システムを開発するも、何者かに殺害される。病気の弟を抱えた“ザンナ・ビアンカ”は、父を殺した犯人を探すため、弟の治療費を稼ぐため、キバシステムを奪おうとする敵と、キバシステムが搭載されたロボットGHR3で闘い続ける。
父の殺害について、なんらかの事情を知っていると思われる“スコーピオン”は、キバステムを奪うための最後の手段に出る。それは、多数のロボットが同じフィールドで闘う“ランブル“を開催すること、そして、そのランブルへ四天王の参加が命じられ、“ザンナ・ビアンカ”をはじめ、“ファントム”、“ラ・フィーネ”らも参戦する。
“ラ・フィーネ”と“エスメラルダ”の関係は? “ダイナマイト・ローサ”の思惑は……。キバシテム奪取を画策する“スコーピオン”。“スコーピオン”と行動をともにしていた謎の男の正体は? 博士殺害の犯人の正体は? 四天王に立ち向かう“ザンナ・ビアンカ”の運命は!? すべての謎が今、解き明かされる。
9月23日(金・祝)、築地本願寺内のブディストホールにて撮影中の映画『ザンナ・ビアンカ』を密着取材。撮影はドマラ版撮影後の劇場版とあって、出演者の息もピッタリでテンポよく進められていた。カメラ、音声、照明とひとりで何役もこなす渡辺豊監督は、「スタッフの人数が増えると、それだけ時間がとられるから、ひとりのほうが動きやすいんです」と余裕のコメント。そんな監督に映画の見どころをうかがった。
監督:低予算でありながら、その枠を越えたロボットバトルシーンと、無名ながら演技力抜群の役者陣が演じる魅力的なキャラクターが見どころですね。
ドマラ版の前半は、実際のロボットを使用していましたが、劇場版はほぼCGを使います。それは、ロボットの動き自体が二世代前のCGテイストで作るのがベストだと感じたからです。どんな感じかは、劇場でご覧下さい。
出演者は、江頭2:50とコンビを組んでいたコンタ・キンテさんにドラマ番には出演いただきましたが、主演の萩原うららをはじめ、ほぼ無名な役者さんばかりです。しかしながらみなさん相当の演技力を持っているかなり濃い役者さんが揃っております。
ぜひ、低予算CGでのロボットバトルと、無名ながら演技力抜群の役者が演じるキャラクターを劇場でご覧ください。
★撮影現場の模様と合わせてキャラクター紹介をします。
■ザンナ・ビアンカ(ルーキー48)/萩原うらら(はぎはらうらら)
主人公、17歳、女子高生。ロボット開発技術者の父が何者かに殺害されて、その犯人を探し仇を討つべく、サイバトルで闘い続けている。
■サング・ベルデ/清水鉄也(しみずてつや)
ザンナ・ビアンカ(ルーキー48)の父(博士)の助手であり、サイバトル四天王の一人サング・ベルデ。ザンナ・ビアンカを子供のころから知っており、兄のような存在。ザンナ・ビアンカの初戦の相手だが、油断しザンナ・ビアンカに負けてしまう。この戦いがきっかけとなり、ルーキー48の名声が一気に広まり、ザンナ・ビアンカという愛称で呼ばれ、ファイターの間から恐れられるようになった。
■ディーラー/結城輝(ゆうきひかる)
サイバトルのレフェリー。クールで言葉数は少ないが、バトルフィールドでは絶対の権限を持つ。
■ルーキー4989/前林健太(まえばやしけんた)
サイバトルのファイター。スコーピオンから博士が作った最新のGHR7を受け取りサイバトルへ参戦することとなった。全戦全勝を誇っていたが、ザンナ・ビアンカ戦敗退を機に全敗の道を進んだ。
■バイヤー/千兼(ちかね)
ロボットパーツの買取屋だが、選手、獲得率等、すべての選手管理を行なっている。
■小川/小川未菜(おがわみな)
バイヤーのアシスタント。主にロボットの
監視を行なっている。
■基田/基田明日香(きだあすか)
バイヤーのアシスタント。アシスタントの補佐。主に人の監視を行なっている。
★取材日の撮影に出演されていなかった、主なキャスト!
■ファントム:海神みなみ(かいこうみなみ)
■ラ・フィーネ:岩永大生(いわながたいせい)
■エスメラルダ:Nico(にこ)
■ダイナマイト・ローサ:豊瀬莉世(とよせりよ)
■レジーナ・ディ・ネーラ:夕樹ゆう(ゆうきゆう)
■スコーピオン:芝かり(しばかり)
■タウラス:廣田トモユキ(ひろたともゆき)
■バルゴ:木村未悠(きむらみゆう)
■キャンサー:美月サヤ(みつきさや)
■アリエス:大場結香(おおばゆか)
■アクエリアス:河野ひかり(こうのひかり)
■レオ:龍 健太(りゅうけんた)
■ライブラ:岩尾隆明(いわおたかあき)
★主演・萩原うらら(ザンナ・ビアンカ)インタビュー!
●まずはご挨拶をお願いします。
萩原:中学3年、15歳の萩原うららです。趣味はお菓子作りとカラオケで特技は韓国語です。映画は『ザンナ・ビアンカ』(2012年1月劇場公開/主演:ザンナ・ビアンカ役)の他に『今田探偵事務所』(2011年10月8日〜10日荻窪かいホール公開/神谷夢役)『なつのくもにのせて〜Dear my friend〜』(各映画祭出展作品/主演:桜枝メイ役)『逆転満塁ホームラン』(2011年9月16日〜18日下北沢トリウッドにて公開/主演:理香役)、『14』(2011年9月公開/主演:三崎希美役)、『トテチータ・チキチータ』(2012年春〜全国ロードショー/中村エリカ役)などに出演させていただいています。よろしくお願いします。
●映画版『ザンナ・ビアンカ』の見どころは?
萩原:ドマラ版では、あきらかにされていない謎がすべて解明されます。
●撮影中、苦労されたことは?
萩原:夏の撮影はザンナの衣装が暑くて大変でした。ザンナは物静かなキャラクターなので、テンシュンが高くならないよう演じることに苦労しました。ロボットとのシーンはCG合成なので、何もないところでの演技やセリフは難しかったです。あっ! マイクを付け忘れて撮影したこともありました。(写真のマイク=映画の中でロボットのコントローラーとして使われる)17歳という設定の役でしたけど、大人っぽいと言われることが多いのでその点は大丈夫でした。
●監督についてお聞かせください。
萩原:すごく優しい人ですね。監督は甘いものが大好きなんですけど、二つに分かれるタイプのアイスを割る時に中身が全部飛び出してしまったことがありました。(結構、物静かに見えてもおっちょこちょいということですか?)そうですね(笑)
●最後にメッセージをお願いします。
萩原:長い期間たずさわってきた作品で一生懸命撮影に望みました。『ザンナ・ビアンカ』は今までにないロボットバトル映画です。でも、闘いだけではなく、ザンナビアンカの生い立ちや生き方も深く描かれていて色々な面から楽しめる作品になっています。みなさんぜひ、ご覧ください。
原作・脚本・監督:渡邊 豊
出演:萩原うらら/前林健太/海神みなみ/岩永大生
公開:来年1月、築地本願寺内・ブディストホールにて公開予定。その他、名古屋、大阪でも公開予定
公式HP:http://www.roboenta.com/ZB/
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今年5月から30分弱のドラマを5話配信し、最終回を劇場版として上映。
東京国際テレビにて、第一話から第五話を配信中。
東京国際テレビ→ http://www.minnna.tv/html5/channels/index.php?channel_no=4
視聴方法はこちら→ http://minnnatv.com/
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あそびすと記者会見:製作発表の模様
あそびすと記者会見:渡邊監督&伊達恵子インタビュー
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