第14回 ライヴレポート編BON JOVI 『The Circle Tour』――わかっちゃいるけどメロメロで


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さ、入口ですね。
さすが東京ドーム、オレンジと黒のカッコが多い!?

今回は「勝手にライヴレポート」の第一弾、11月30日、12月1日に東京ドームで行なわれた「BON JOVI」のライヴレポートをお送りします! あくまで勝手になので、チケットは自腹ですからね、誤解なきよう(そんなことを強調しないように※編集部)。

前回の来日から三年近く、アルバム『CIRCLE』の発売からも一年以上が経ち、ようやくこの日がやってきた! ほんとに、この日のためにがんばってきた、と言っても過言じゃないほど、俺は待ってたよ(泣)。この日ばかりは、この場所ばかりは、「BON JOVIが好きだ!」って叫べるんだから(いつでも言ってるけど)


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ジョンがどーんと大写し

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こちらも。両方モニターですが

しかし、残念ながら今回のライヴは東京の二日間のみ。どっちも平日で、さすがに一日目は少し空席があったけど、二日目はほぼ満席だったんじゃないかな? いまだ衰えぬBON JOVI人気、なのになんで今回は二日だけ? 今までは少なくとも東名阪は、って感じだったのに……。

さて、今回、運よく二日間ともアリーナ席が取れたんだけど、ドームのアリーナって広いし、ステージ遠い……なんて思ってたら、今回はVIPシートなるものがあって、そのエリアの周りは花道らしきもので半円形に囲ってある。ステージから階段も伸びてるし、絶対あそこで何かやるはず。そこにはなかなか近いぞ。期待大!

定刻の19時を少し過ぎたころ、暗転すると同時に、凄まじい歓声とともに客席総立ち! ステージの巨大スクリーンには『CIRCLE』のジャケットをイメージした円形の青白い光。そこに、ジョン、リッチー、ティコ、デイヴィッドの姿がステージに向かってくるかのように浮かび上がる。これ、実際の映像とリンクしてるわけじゃないんだけど、カッコいいのなんのって。俺、もうここで鳥肌立ってたもん。

ライヴは懐かしい『Blood On Blood』からスタート。俺の高校時代のアンセム! こうやって意外な曲をやってくれるのが「BON JOVI」ライヴの楽しみのひとつでもあるんだよね。そして、間髪いれずに始まった二曲目は、『We Weren’t Born To Follow』。この曲のメッセージに合わせ、スクリーンには時代を創ったリーダー達が映し出される。そして、ここは日本。王貞治、北野武、坂本龍一……あら、坂本龍馬まで。誰だ、龍馬ブーム教えたの(笑)。曲のラストには“YOUR TIME IS NOW”のメッセージ。BON JOVIはいつだって、力強くてポジティヴなメッセージをくれる。うう、がんばるよ、俺。


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三曲目はYou Give……いや、『禁じられた愛』! カップヌードルのCMのせいで「ムスコサンワー」と歌いたくなるのを抑え、皆と一緒に大合唱! それ以降も『CIRCLE』からの新曲を交えつつ、大ヒットソングの連発。何度も聴いた『Bad Medicine』なんかでも、曲の間にカバー曲を挟んだり、いろんな演出で俺みたいなコアなファンも必ず楽しませてくれる。カバー曲はその場で決めてる感じもしたし、メンバー自身が楽しんでそう。

MCでは、日本が世界で初めて俺達を認めてくれた国だ、とか、東京ドームに初めて立ったのが20年前で、今でもここに立てることが嬉しい……とファンへの感謝を毎回忘れずに言ってくれるジョン。こういうところに弱いんだよね。俺みたいなオールドファンには特にグッと来ます。ガキのころからずーっと好きだったんだよう。うわーん。

そして、やはりありました、客席中央の花道に出てきての演奏。俺の席からもかなり近い。 最初は花道にはジョン一人で、しっとりとバラードを。そして他のメンバーも花道まで出てきて、アコースティックスタイルで数曲演奏。メンバーは近いし、久々に演った曲もあったし、もう大満足。

ステージに戻ってからはまたも大ヒットソングの連発! もう歌いまくって喉ガラガラになりつつも、今回は『CIRCLE』ツアーっていうより、「BEST OF BON JOVI」的なセットリストで、両日間の曲変更も少なく、ちょっと物足りなさも感じた……のは俺がコアなファンだからで、今回初めて観た人もいただろうし、二日間だけ、と思えばこのセットリストはきっと正解なんだろうな。でも、うーん、もっといろんな曲を聴きたかったぞ!


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そしてオーラス

そしてライヴはいよいよ終盤に。大歓声に応えてのアンコールは、今回は残念ながら二曲のみ。それでも、ジョンは何度も客席を振り返り、胸の辺りで拳を握って「みんなの気持ちは届いてるから!」と満面の笑顔で応えてくれた。あのポーズ、毎度のことなんだけど(笑)、それでも、本当に俺達の気持ちは届いてる!って信じられるんだよね……。しかしあのキラー・スマイル! 女性でなくてもメロメロになりますわ。

それにしても、楽しい時間ってほんとにすぐ過ぎちゃうのね。あっという間の二時間半、あっという間の二日間。「See You Again Soon !」って言ってたけど、ほんと? 今度は三年も待たせないでよ!

※公式ツイッター(http://twitter.com/bonjovi_jp)にて、
プロ仕様のカメラでなければ撮影OKの確認済み