1カ月ぶりの更新でございます。実は、持病の椎間板ヘルニアが再発してしまい、PCの前に座ることはおろか、歩くこともままならず……という状態になっておりました。今はだいぶ回復したので、こうやって原稿を書いているんですが、前回は泣く泣くお休み。更新を楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ありませんでした。いやー、健康であることのありがたさを再確認した次第でございます。また再発しないように鍛えよう。……ヘルニアになる度(三度目)にそう思うんですけどね。
さて、前回の“俺の重要な10枚”の前半5枚はいかがでしたか? 「こんなベタなチョイスかよ」なんて思ってませんよね? あれはあくまでも“重要な10枚”であって、“ベスト10”ではありませんからね! 前回もくどくど書いたので、わかっていただいてると思うんですけど、どうも心配で。おわかりいただいた方から、お先に進みくださいね。
じゃあいきますよう! 六枚目は、「オジー・オズボーン」の『Bark At The Moon 』(1983)。 これ、オジーファンの中ではなんだかランキングが下がってきちゃってるんだけど、俺のフェイヴァリットギタリスト、ジェイク・E・リーが初参加した重要なアルバムなのですよ。オジーのアルバムというと、ランディが参加した2枚かザックの『No More Tears 』あたりを挙げる人が多いし、まあ正直、その意見には俺も賛同します。でも、ギタープレイは負けてない! いやもう、夢中になりました。
七枚目。「WHITESNAKE」の 『Slide It In 』(1984)です。初めてWHITESNAKEを聴いたのが『SUPER ROCK ‘84』っていう日本で行なわれたフェスのビデオ(廃盤)で、そのときの最新アルバムがこれ。ハードロックって若さゆえの勢いが魅力だったりもするんだけど、このアルバムで大人のロックの魅力を知りました。歌詞はエロくて大人げないけど(笑)。……とにかく、デイヴィッドのブルージーで色っぽい歌が素晴らしいです。このアルバム以降、声が変わっちゃうので、ぜひ聴いてみてほしいなあ。コージー・パウエルのドラムも必聴!
次、八枚目は「RAINBOW」の『Finyl Vinyl 』(1986)。RAINBOWのライヴアルバムです。RAINBOWのライヴアルバムといえば、普通は『On Stage 』が名盤とされているんだけど、俺がRAINBOWの魅力に気付いたのがこっちなので、こちらをご紹介。このアルバムはロニー、グラハム、ジョーの三人のシンガーの曲が収録されていて、それぞれの持ち味を生かした楽曲が楽しめます。「DEEP PURPLE」でのリッチーのプレイも大いに気にいってた俺だけど、このライヴ盤でのインプロヴァイズ(アドリブ)しまくりのプレイに魅せられてしまいまして。これを聴いて、ようやくリッチー・ブラックモアのほんとの凄さに気付いたのですよ。
九枚目は、「ゲイリー・ムーア」の『Wild Frontier 』(1987)。ゲイリーもね、このアルバムが出る前から聴いていたし、コピーしたりもしていたんだけど、これ以前のアルバムでの、ゲイリーや他のシンガー達の歌声があんまり好みじゃなくて。ギターはいいんだけど……って感じで、アルバム単位では気に入っていませんでした。で、このアルバムで初めてシンガーとしてのゲイリーも好きになったんですよ。アイリッシュテイスト溢れる楽曲も素晴らしい。他に挙げたアルバムと違い、これは今の俺にとっても、ゲイリーのベストです。
ラスト十枚目は、いよいよ(?)「BON JOVI」の登場! 『New Jersey 』(1988)でございます。あら意外、と思った人もいるかな。デビュー当時からファンではあったんだけど、実は、このアルバムまではちょっと物足りなさも感じていました。前作にあたる『Slippery When Wet 』は捨て曲なしの80年代を代表する大名盤だけど、その前作よりも、さらにバンドのスケール感がアップしていて、びっくりしたっけ。名実ともにアメリカを代表するバンドになったのはこのアルバム以降じゃないかなあ。贔屓目抜きに、このアルバムは完成度が高いと思う。このアルバムぐらいから、BON JOVIが好きだって言えるようになりました(笑)。
さてさて、悩みつつも10枚挙げてみましたが、いかがでしたか? まあ、俺なんかの重要な10枚なんてみなさんどうでもいいと思うんですけど(苦笑)、ここに挙げた10枚を聴いてみたり、自分でも10枚挙げてみたりしてくれると嬉しいな(良かったら教えてくださいね)。しかし、わかっちゃいたけど、見事に80年代ばかり。しかも前半が多いね。80年代って、今となっては恥ずかしい時代とされることも多いけど、思い返してみると、凄く良い時代だったように思うなあ。Remember 80’s !! あ、音楽に限って、です(笑)。