マエストロ竹下:けしからーん!
スネイク君:ど、どうしたんですか!? マエストロさん?
マ:最近、楽器の売れ行きが良いらしいから調べてみたら、なんやらとか言うアニメの影響だそうじゃないか。
ス:ああ、なんか聞いた事があります。主人公の女の子達が使うモデルがバカ売れしたらしいですね。
マ:どうせアレだろ?「コスプレの小道具にしちゃお♥」とか言って買っちゃうんだろ?まったく!
ス:イイじゃないですか(笑) 楽器を買うキッカケなんて人それぞれですよ。
マ:ううむ……。俺達がガキの頃はレスポールと言えばジミー・ペイジ、ストラトと言ったらリッチー・ブラックモアだったんだがなぁ。
ス:また昔話ですか(笑)でも、その二人が今でも現役、ってのもなんか凄いですけどね。
マ:そして、Mustangと言えば、誰が何と言ってもCharなのだよ!!聞いてるのか!そこの「あずにゃん萌え〜」とか言ってるヤツ!
ス:誰に向かって言ってるんですか(笑)(…って言うか、なんだかんだ言いながら、キャラ名知ってるんじゃん。さてはアニメ見てるな?このオヤジ)
マ:ん?何か言ったか?
ス:いや別に。そう!Mustang! 僕もちょっと気になっていたんですよ。
マ:ふふふ、こんなギターだぞ。
ス:へぇ、なんか可愛い感じですね。
マ:これは1966年モデル。Charが使っているモデルと色も年代もドンズバだ。ほら、この動画で使っているだろう?
ス:へぇ、Charさんって歌謡曲っぽい曲もやっていたんですねぇ。
マ:ああ。当時のアイドル達に混じってトップテン番組にバンバン出ていた時期だな。でもガッツリギターソロを弾く姿をブラウン管で見て、そりゃあもう憧れたもんさ。
ス:ブラウン管て(笑)。ちょっと弾かせてください。
マ:そもそもこのモデルは1964年から販売開始された、スチューデント・モデルなんだな。
ス:学生向けって事ですか?
マ:そう。だからストラトやテレキャスと比べると値段も安めだし、手の小さい子どもでも弾きやすいように、弦長も短めになっている。
ス:ほんとだ。フレットの間隔がコンパクトだから普段使っているストラトとはちょっと違う弾き心地だなぁ。このスイッチがよくわからないんですけど……。
マ:それぞれのピックアップのOn/Offなんだけど、位相が変えられるんだな。
ス:位相?
マ:ミックスした時に違いが出る。比べてみようか。
マ:前半が正相Mix、後半が逆相Mixだ。違うだろ?
ス:逆相にすると低域がカットされてシャリンとした感じになりますね。
マ:これがなかなか使える音なんだな。カッティングで使うと気持がイイ。そしてこのトレモロアームも秀逸だ。
ス:これもストラトのトレモロとはひと味違いますね。フニャフニャしてるっていうか。
マ:ダイナミック・ビブラートって名前だからな、文字通りダイナミックにグニョグニョすると楽しいぞ。
ス:でも、正直使いづらいですよね、スイッチの切り替えとか。チューニングも大変そうだし。
マ:そこが「野生馬(Mustang)」って名前の由来なのかもな。暴れ馬を手なずけるのもコイツの醍醐味だと思うぞ。見ろよ、このCharの勇姿を!うおおお、カッコいい〜!!
ス:やれやれ…、マエストロさんも思いっきりテレビから感化されてるじゃないですか。アニメ好きの子達の事、強く言えませんよ。
マ:うるさーい!一緒にするな〜〜〜っ!
スネイク君:ライブハウスを沸かす現役ロッカー。 彼がギターを弾くイカしたバンド、
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