7月16日 香川県丸亀市 ボートレース丸亀
11カ月ぶりの丸亀である。昨年は丸亀に1週間宿泊したが、今年はどういうわけかホテルが空いておらず、隣町の宇多津に宿泊と相成った。といっても、丸亀ボートは宇多津寄りにあり、レース場からの距離はJR丸亀駅も宇多津駅も変わらんのであった。出勤環境に特に変化はなかったわけである。
ただし、夜の宴は大困り、であった。丸亀も閉店が早い店が多く、ナイターレース(最終レースが20時50分頃終了)後にレース場で仕事を終えてホテルに戻ると、周囲の店はほとんどが開いていないという状況。宇多津はそれに輪をかけて店が少なく、結果、毎晩同じ店に繰り出すことに。そこは毎夜、宇多津泊のボート関係者で席が埋まっており、大声で悪口も言えないのであった。
では、宇多津生活がつまらなかったかといえば、そうではなかった! 今回は、昼飯が充実していたのである。
JR宇多津駅から徒歩15分ほどだろうか。そこに鎮座ましますのは讃岐うどんの名店「おか泉」! ここがもう、評判に違わぬ絶品だったのである。
噂を聞いて、元選手でダービー制覇歴のある長嶺豊さんと連れ立って出かけたのだが、これが抜群の美味。天ぷらうどんの出汁を一口すすって、ひっくり返りそうになった。薄味ながらコクが深く、ほのかな甘みがじわじわと口中に沁みこんでくるその出汁は、あまりに麗しい味わいである。あまりに感動した結果、この店に通い詰めることとなった。ナイターレースなのでレース場出勤は13時30分。つまり、レース場に出かける前の昼飯で、にわか常連となった次第なのである。
宇多津駅から徒歩15分、讃岐うどんの名店「おか泉」の「冷や天おろし」。
エビちゃんがそそり立っております名物は「冷や天おろし」。これだけ値段がぐっと高いのだが、食べる価値はもちろんある。どでかいエビの天ぷらの下には大根おろしを乗っけた冷やしうどん。レモンをかけて召し上がってください、なんて言われるのだが、個人的には酸味を加えるよりは冷やした濃いめのつゆを存分に味わうほうが好みであった。
サイドメニューのおでんも美味い。なぜかは知らんが、この周辺のうどん屋には田楽ふうのおでんが必ずあって(丸亀市内のラーメン屋にもあった)、セルフサービスで好きなだけ取ることができる。このビュッフェ感がまた嬉しい。あと、やはりセルフで取ることができる稲荷寿司も独特な味で、悪くなかった。で、これらを組み合わせれば、メインのうどんは同じものを食ったとしても、食事のメニューとしてはバラエティ感が生まれる。かくして、毎日いそいそとおか泉に足を運ぶ、ということになるわけである。
香川ではよく見かけるサイドメニューのおでん。こちらももちろん美味ただ、なにしろ有名店なので、土日祝日には大行列ができる。土曜日に11時頃に行ったらどえらい行列で、断念せざるを得なかったほどだ。訪れてみようという方は、行列に並ぶのを覚悟するか、開店時刻の15分前に店に到着しておくこと。これはおか泉に限らず、有名店はどこでも同様なので、心得ておいてください。
レース場でもやっぱりうどん?な「ホルモンうどん焼き」。
思わずビールが飲みたくなる逸品ですというわけで、すっかり普段とは違うテイストになっているわけだが、日々おか泉でうどんを食っていたので、レース場では別のものを食おうと意気込んだのだった。で、選んだのが「ホルモンうどん焼き」。うどんじゃん。ただ、もちろんいわゆる讃岐うどんとは少し違う。うどんとホルモンをピリ辛味に炒めたもので、これが当たりだった。ハッキリ言えば、ビールが欲しくなる味で、仕事中であることを恨めしく思うしかなかったが、食事としてもなかなかの逸品。ホルモンもぷるぷるで、ライスをつけて定食ふうにしてもいいかもしれない。
おやつには「肉まんコロッケ」をどうぞ。これもビールな一品。
丸亀はプライベートにかぎりますな、編集長(笑)あと、「肉まんコロッケ」なるものも試してみた。これもやはりビール向きですな。正直、肉まん感はあまり得られなかったが、舟券勝負時におやつとしても悪くないだろう。いずれにしても、丸亀には一度プライベートで行かないとなあ。
※次回は9月5日に公開です。この丸亀で行なわれたSGオーシャンカップの模様は8月11日発売の『BOATBoy』にて。現場からのほぼリアルタイム更新『BOAT RACE ビッグレース現場レポート』は、現在開催中の三国・GIレディースチャンピオン(女子王座決定戦)が10日の最終日まで、続いて若松・SGボートレースメモリアル(MB記念)も前検日8月25日から最終日31日までお送りいたします。
そうそう、ご本人さま登場のインタビュー、もう半年も経ちました「賞金女王展望」と「賞金王展望」もまだまだ楽しめます!