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深川栄洋監督の最新作映画『洋菓子店コアンドル』が2月11日（金・祝）、いよいよ公開される。
それに先立ち、映画にエキストラとしても出演した、辻調理師専門学校グループ校であるエコール辻東京にてパティシエ修行中の学生のみなさんを集めて試写会が行なわれた。

まずは撮影現場で製菓技術の指導をしたエコール辻東京辻製菓マスターカレッジ・大川満教授と前田浩子プロデューサーが登壇。大川教授が登場すると、学生から笑い声が。人気がある先生なんですね！

大川教授●こんばんは！
学生●（満場爆笑）
大川教授●ホームルームみたいですね!!
前田プロデューサー●みなさんありがとうございます。いちばん最初に映画を観ていただきたかったのはみなさんです。いろいろご協力ありがとうございました。みなさんの姿を見て、キャストの方もモチベーションがあがりました。

今回のお菓子作りでこだわったことは？
前田プロデューサー●プロが見たときにおかしいところがないか、リアリティーを突き詰めました。お客さんの夢を壊さないよう大切に作品を作りましたね。
大川教授●ちょっとでも欠けたり、ツヤがなかったりしてはＮＧ！　細かいところまで気を使いました。蒼井（優）さんはケーキ作りが趣味で、とてもワクワクしながらケーキを作られていましたね。

と、ここで本日のサプライズゲスト、映画の舞台『パティスリー・コアンドル』のオーナー・依子役の戸田恵子さんが登場！　突然のゲストに学生からは驚きの声が!!

今回、コアンドルのオーナー役（人気洋菓子店のベテランパティシエでもあった）を演じてみた感想をお願いします。
戸田●お菓子作りをいろいろ教えていただいたんですが、オーナー役なので直接作業するシーンはほとんどなかったですね（笑）。スイーツというのは芸術だなって思いました。ジュエリーのお店にいるようにケーキが奇麗に並んでいて、それがくずれないよう温度調整したり、みんなでケーキを愛しましたね。
大川教授●厳しく見守っている戸田さんの“匠の演技”にオーラを感じました。僕がコアンドルで働きたくなりました！
戸田●私たちはふだんケーキの奇麗なところしか見ていないですが、その裏の作業ってけっこうな力仕事なんですよね。一人前になるためにはたくさん修行をしなくてはいけない。私はモンブランのウネウネ（笑）が上手に出来ないですし……。ケーキを食べるときに心していただくようになりました。

ここでみなさんに主演の江口洋介さんからメッセージが届いております。
江口●学校にうかがって、お菓子作りの楽しさを知り、みなさんの真剣な姿に心を打たれました。とにかくパティシエは、人を幸福にする職種だと思います。これからもたくさんの「笑顔」のために、夢を叶えられるように頑張ってください。
……メッセージが読まれている間、ポスターに写る江口さんにマイクを向けていた戸田さんなのでした。

最後に、パティシエになられるみなさんに応援のメッセージをお願いします。
戸田●厳しいこともあると思いますけど頑張ってください！　みなさんが作られたケーキを私がいただけるかもしれない、そんな日が来ることを楽しみにしています。

学生からの大きな拍手に続き、辻調の学生と先生が大ヒットを祈願して作った“大ヒット祈願スイーツ”が登場。白衣姿の学生たちと、大川教授、前田プロデューサー、戸田恵子による大ヒット祈願となりました。