富士登山:61th birthday on the submit-3

頂へ

08:00
まだ小屋開きしていない山頂小屋のそばで渇きを潤し、あんまり食欲はないとはいえ多少は胃袋にも入れてやり、剣ケ峰を目指す。スバルライン・富士吉田ルートの最終到達点からは、ぽっかり開いた噴火口(お鉢)を真ん中に、ちょうど対岸になる。

火口に沿った道は時に吹きさらしで、耐風姿勢をとろうかと思うほどの烈風にさえぎられ、アップダウンはさほどではないのに歩みが遅くなる。高度の影響もあるのかもしれない。ほんの少しの岩陰でも、そこを通過する時はピタリ風が止まったかのように歩きが楽になる。

2010070304.jpg剣ヶ峰への途中半分ほど行ったあたりから道はお鉢の底へ少し落ちる格好になる。
「あれ?剣ヶ峰から先、お鉢めぐりできないって言ってたのにな~」ちらり、対岸を歩いている人影。

さらに剣ヶ峰直下まで行って、なぜ小屋の人が「お鉢めぐりはできない」と言ったわけが今さらわかった。残っている雪渓を渡らなければ火口の周りをグルリ一周はできないのだ。
雪渓を行く登山者の姿はそりゃあすがすがしく雄雄しくステキだ。

あれを行かない手はないがな~
「ダメなもんはダメなのよ」って言うだろうな、豆板醤。

2010070303.jpg09:00剣ヶ峰着。
着いたよ着いたよ、標高3,776m。
日本一高い場所だよ。

やっほっほーッ!!!

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