in尼崎&神戸&津幡 おなじみ尼崎周辺で大発掘とグランクラスな金沢の夜

3月17日 兵庫県尼崎市・ボートレース尼崎

不思議なもので、バクチメシに事欠いた1〜2月から一転、3月は何を取り上げるべきか迷うほど、新たなバクチメシに出会った。駆け足になってしまうが、可能な限りご紹介しよう。

まずは先月も訪れた尼崎ボート。「丸久」さんのお好み焼きは文字通りに毎朝食した。朝、店に行くと「お帰りなさい!」と言われるほどに。今回はこのお好み焼きに濃厚ソースの味が絶品の焼きそばをセットで食べたりもした。ボリューム満点の最強ソースもんコンビである。これを僕は「極楽丸久セット」と名付けたい。300円+300円=600円で、まさに極楽の気分を味わえる。


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先月もというより尼崎編ではおなじみ「丸久」。
お好み焼きと焼きそばで勝手に命名「極楽丸久セット」

さらに、丸久は食堂でもあって(お好み焼きと焼きそばは店頭でテイクアウトとして売っている)、そこにも絶品が! 「かす汁」である。クリームシチューかと見紛うような真っ白&具だくさんなそれは、酒粕の風味が抜群で、舟券に負けた寒さを一気に温めてくれる。丸久は、外にも中にも極楽グルメ! かす汁とともに食したカレイの煮つけも最高でした。B級グルメの理想形は、尼崎ボート丸久にあり! 9月にも訪れる予定なので、また満喫させていただこう。


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「丸久」には絶品のかす汁もあるのです。体の中から温まりに行きたいですねえ


3月23日 兵庫県神戸市・ボートピア神戸新開地

これまでに何度か、「ボートピアは舟券に特化した施設なので、特筆すべきグルメは見当たらない」的なことを書いた。頭を下げなければならない。詫びなければならない。

まったくもって、ワタクシの不明でありました!

尼崎ボートから流れて訪れたボートピア神戸新開地。ここには、ちゃんと誇るべきB級グルメがあったのであります!

その名を「カツめし」という。これは兵庫県加古川市のご当地B級グルメで、ビフカツをご飯の上に乗っけてデミグラスソースをぶっかけるというもの。さらにキャベツをゆでたもの(店によってはザウワークラフト)を添えるのが基本らしい。そして、これをスプーンではなく箸で食べるというのが流儀だとか。兵庫県内の都市がアピールしているオリジナルフードを、ちゃんとメニューに加えているボートピア神戸新開地。それだけでも称えるべきである。


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「ボートピアに名物なし」は撤回!その1!! BP神戸には素晴らしきカツめしアリ!

しかも、これがまた美味なのだ。洋食感が高まっているのは、デミグラスソースもそうだが、それ以上に「ビフカツ」という点がポイントだと思う。トンカツだとまた違った風味になるんだろうなあ。また、時期的なものもあるかもしれないが、キャベツがめちゃウマ! 口中の濃厚な余韻をリセットしてくれて、また次のビフカツに向かおうという気分を盛り上げてくれる、最強のバイプレイヤーである。いや〜、お見事! 加古川にもいちど行ってみたくなったな。

あと、鍋焼きうどんがめちゃ本格的でした。2〜3人前用の土鍋で作っていて、席に届くときには蓋のちっこい穴から湯気がしゅぽしゅぽ噴き出している。具もたーっぷり入っていて、関西風の汁がまたなんとも味わい深い。ボートピア神戸新開地、隠れたグルメ天国である。これからはボートピアに行ったときには先入観はいっさい捨てて、もっとグルメ探訪に精を出すことにしよう。


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「ボートピアに名物なし」は撤回!その2!! アツアツ鍋焼きうどんも絶品!


3月29日 石川県河北郡・ミニボートピア津幡

ミニボートピアは、ボートピアの小型版。ここにも強烈なグルメが……と言いたいところだが、残念ながら確認できなかった。イベント出演のために訪れたのだが、関係者がご厚意で超豪華な弁当を用意してくれていたからだ。

で、津幡とはどこかといえば、北陸新幹線開通で沸き立つ石川県金沢から車で30分ほどのところにある町。というわけで、もちろん新幹線に勇んで乗り込み、イベント前夜とイベント後に北陸グルメを堪能した次第である。

金沢の繁華街である片町「源佐ェ門」という店で食べた、ガスエビ、とろけた〜。甘エビより大ぶりで、しかし甘みは繊細。頭をチュッと吸うと、濃厚なミソが日本酒に合いすぎである。地酒は、「加賀鳶」と「黒帯」を味わいました。加賀鳶がスッキリしていて気に入った。あ、あと「宗玄」というのも呑んだな。新幹線のグランクラスで。


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北陸といえば海産でしょ! 片町の「源佐ェ門」でガスエビを。
身にミソに日本酒が進む進む

そう、思い切って乗っちゃったのです、かがやき号のグランクラスに(ただし行きだけ……)。そしたらアナタ、酒飲み放題ではありませんか。しかも、日本酒はちゃんと純米の地酒が用意されていた。つい4合ほど呑んで、金沢に着いたときにはすっかりへべれけでありました。また舟券当てて、乗りたいな〜。


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こちらも金沢名物、鶏肉を使った治部煮もいただいちゃいました。
できないかなあ、ボートレース場(笑)

帰りの新幹線を待つ間に入った駅ビル内の回転寿司がまた絶品で(金沢は回転寿司発祥の地だとか)、北陸は素敵なグルメパラダイスであります。ボートレース場が三国(福井県)だけとは、なんとも惜しい……。

※次回は5月8日に公開です。尼崎・SGボートレースクラシックの結果は今月11日発売の『BOATBoy』にて。現場からのほぼリアルタイム更新『BOAT RACE ビッグレース現場レポート 』では児島・GIマスターズチャンピオンの模様を前検日4月11日から最終日19日までお送りいたします。

そうそう、ご本人さま登場のインタビュー、「グランプリ(賞金王決定戦)展望」とその「クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)展望」では答え合わせなども楽しめます。あれ、けっこう当たってる……?