さて、アイランドピーク登頂話をほぼ時系列でお話ししよう。
10月5日0:20
羽田からのフライトでバンコク経由でカトマンズ着が同日12:25。
10月7日11:00
カトマンズ着から1日おいて、ルクラ2860mに飛んだ。予約便より2時間近い遅れでも飛べば文句はない。レーダー装備を持たない有視界飛行の小型飛行機は欠航も多い。やれ曇ってるだ霧が出ただ、雨降った風吹いたで飛べなくなる。朝から空港で待ち通して、結局夕方「飛びませんでした」は日常茶飯事なのだから、2時間の待ちぐらいなんてことはない。荷物も無事に体と一緒に飛んだしね。
何が大変て荷物の重量制限があって、下手するとカラダが先に飛んでも荷物がついてこないばかりか、2，3日遅延したりすると、結局のところ停滞を余儀なくされる。回避策はただ一つ「荷物を軽くする」なんだが、かといって減らしていいものなど、もとより入っていないはずなので、つまりどうするか？
「身に着ける」これしかない。半袖でも汗かくような陽気なのに、フリース着てヤッケ着て、その上からダウンの上下を着る。登山靴を履くはもとより、着ている全ての衣類のポケットに重い目のものを詰め込めるだけ詰め込むんである。
ひどいッたら！着ぶくれてブクブク。そして汗だく！
昼食してルクラから歩き始めたのは13:00。アイランドピーク登山の開始だ。
天候変化を考慮した予備日を使わずに済んで、貴重な貯金ができたわけで、幸先よいスタート。先へ行って、天候やら何やら何かが起こっても、予備の日程が1日増えたのだから、何かと支障の多いだろう我が身を考え合わせると、1日分の力強さを余分に獲得したわけで、これから先の山行を思いやって始まる前から既に「ドキドキ心配」の胸の重りが目くそ鼻くそ軽減できて嬉しい限りだ。
10月7日16:00
ルクラから3時間歩いてパグディン2610mへ到着。まずまずの初日の歩きだ。
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