【桜丘ミニ歳時記】開花しまして「桜と私その2」

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先週の木曜日の段階では蕾が付き始めたくらいだった桜通りの桜たち。「“三寒四温”で段々と花を咲かせていくのでしょう」などと書いたと思ったら、週末のポカポカ陽気に乗ってか一気に開花してしまいました。もちろんまだまだチラホラですが、今週はさらに春の陽気に。一気に満開まで進みそうですね。聞くところによると桜の名所、上野公園の見頃は今週末になるとか。記憶を辿ると昨年は4月2週目に花見をしてちょうど満開でしたから、これかなり早い。今年も同時期に花見の予定を組んでいるのでしたら、変え時はもういましかないですよ……。

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桜通りの桜が開花したので、また別の桜丘・桜スポットも巡ってみました。文化総合センター大和田の周辺、渋谷区立桜丘公園、鶯谷町との境目……あらら、これらはまだ蕾の段階ですね。「さくらまつり2013」の舞台たる桜通りの桜さん、どうやらヨソより目立ちたがりのようです(笑)。そんな中、インフォスタワーの裏手を歩いていましたら木にこんな花が咲いていました。桜じゃなくても、春の訪れを感じますね。

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さて、今回も桜丘のみなさんに桜について語っていただきましょう、ということでフラフラしていると……。
「暖かいわねー。今日もう半袖でよくない? 暑いでしょ上着まで着て(夏日にまでなった日でした)」と呼び止めてきたのは『桜や薬品』の看板娘・松永桂子さん。おお、こちらも桜丘で代々続く薬屋さん、桜丘の桜の思い出を語っていただきましょう。
「桜? ウチは名前にも『桜』を入れていますし、やっぱりこの時期はウキウキしますよね。桜通りの手前にある大きな桜がお店からちょうど見えるから、咲き始めも満開になったときも散り際も感じることができるんですよ。咲いているときもいいですが、バーッと散っていくときも綺麗ですよ。あと薬屋さん的に言うと、春の訪れとスギ花粉がまもなく終了、というのを感じます、ほほほ(笑)。……あれ、ずいぶんお肌ガサガサね。春先はこまめにこういうクリームを塗ったり……」
えーっと、はいすみません、ありがとうございました(笑)。

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桜の真下となる桜通り。そういえばここには「日本の神様は桜とともにあります。ここで活動できるのは導きなのでしょうね」と語ってくれた占い師さんがいましたね。『代官山セレスの館in羅針』の観奈さんです。
「あ、こんにちは。どうですかあれから、お好きな方とは(笑)」
いえ、そんなことはどうでもいいのです(笑)。観奈さん、また桜の季節が来ましたね。
「そうですね、もう間もなく咲きそうですね(先週の話)。“パワースポット”という言い方がありますが、やはりここ日本では桜も大事なパワースポットだと思います。この通りはバーッと桜に覆われますからね。本当に大きなパワーをもらえます。綺麗だな、気持ちいいな、そう安らげるのも、感性やなにかを奮い立たせてくれるのも桜のパワーですよね。私も大きな力をもらって、いろいろな想いを持つみなさんに寄り添えればいいなと思います」

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『羅針』を出て少し下がりますと、あの名店で大将がすでに仕込みを開始していますね。ガラガラッと『鳥金』の引き戸を開けてみました。
「あ、いらっしゃいませ。気が向いたらお客さんでも来てくださいよ(笑)」
いつもすみません(笑)。ところで佐藤さん、そろそろ目の前の桜も満開ですよ。
「そうですね。申し訳なくも私はあんまりイベント的な活動をしていないのですが、桜が咲くと気持ちが入りますよね。お客さんもなんか楽しそうなんですよ。お店からちゃんと桜が見えるわけではないのですけれども、どこかお花見気分になれるんでしょうね。
桜がいっぱい咲くというのは、華やぐし落ち着きもすると思うんです。それがこの街を作っているわけでして、私は住まいもこの街にしましたからね。やはり満開の桜を見られるこの時期こそ“桜丘!”だと思います(ニッコリ)」