ハワイ諸島で一番大きな山といえば?
かの有名なオアフ島のダイヤモンドヘッドが真っ先に浮かぶかもしれませんが、その標高は232メートル。東京スカイツリーの半分の高さもありません。
正解は、ハワイ島にある「マウナケア」。ハワイ語で「白い山」を意味するこの山の標高は4205メートル、富士山よりもさらに500メートルほどの高さを誇ります!
ムコ殿が滞在したヒロの町からは、朝な夕な、その巨大なシルエットを楽しむことができました。その大きさ、裾野の広さといったら、島の上に別の島がもうひとつのっかっているような感じ。最初の2、3日はその姿が目に入るたびに、ただただぼ〜っと眺めてしまいました。
大盛りのご飯も隠れる、これまた大盛りのポキ。フタに値段を書いてくれるのがオーダーメード感覚でうれしい!
オノ(サワラ)のポキ。ハワイだと写真もおいしそうに撮れます ヒロでの朝は、そんなマウナケアを眺めながら海沿いをコーヒー片手に散歩することから始まります。せっかく海沿いの町にいるのですから、朝ごはんにも活きのいい海の幸を食べましょうかしら……なんてことを思いながら見つけたのが、「SUISAN」の看板を掲げたコンビニくらいの小さな建物です。
ハワイ島の築地、と呼ばれているかは定かではありませんが、ここはガイドブックにも必ず載っている名店。さすが日系人の町として栄えたヒロ、SUISANはそのまんま「水産」の意味で、獲れたてのヒロの海の幸が手に入る市場兼魚屋さんなんです。今朝はここでイートイン。
店内には丸々一匹、もちろん開きになんてなっていないアメリカンサイズの魚たちと一緒に、いろいろなフレーバーの「ポキ」がケースに入って並んでいます。
ポキとは「魚を小さく切る」というハワイ語で、ぶつ切りの刺身をネギや玉ねぎと一緒にしょう油漬けにした、ハワイ名物の"ヅケ"のこと。
このSUISANでは、自分の好きなポキを選んでオンザライスしたヅケ丼、ポキボウルがいただけるんです。
店の裏手では水揚げされた魚たちが運ばれていきました。丸太のように太くて長い不思議な姿、これが調理前のオノのようです 今朝は、ハワイ名産のオノ(サワラ)とアヒ(マグロ)、そしてサーモンのポキをオーダー。白いご飯をブラウンライス(玄米)に変えて、お値段ちょいプラスで9ドルほど。お店のおじさんのオススメだという「フリカケ」のフレーバーも試してみました(海苔とゴマが香るフリカケが混ぜ込まれてました)。
日本人のソウルフレーバー=しょう油と新鮮な刺身の組み合わせ、日本人の口に合わないはずがない! それに、ただでさえ活きのいい、脂ののった魚たちを、わざわざヅケにして食べる贅沢といったら。店先のテーブルに陣取って、買ったばかりのポキボウルを夢中でかき込みました。
朝日に輝くマウナケア。眼福。ワンピースでも隠されてそうな神々しさです
ん〜、あとはこれに味噌汁が付けばいうことなし。SUISANへポキボウルを食べに行くときには、インスタントの味噌汁とお湯を持っていくことをオススメします。