Play back 2012-4

アララトに行く前も変だった。
7月3日〜7月6日
鹿島槍→不帰大キレット→唐松岳→五竜岳
の予定だったんだが…
なんと出発の3日の日、目覚めたら!げッ!!!
集合時間だった!!寝坊してしまった!なんてこったい!!
仕方なく、翌日途中から参加のk島さんとともに唐松岳へ上がり、唐松岳頂上山荘で他メンバーと合流したが、最もハイライトな大キレット越えができなくて残念至極。なんとも大間抜。ほんと「どうかしてる!」としか言いようがない。


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アララトで食中毒で敗退して帰国したからといって、ゆっくりしている場合でもなかった。10月中旬には日本を発ってネパール入り。2012年のハイライト、ヒマラヤ・ダンプスピーク登山までもうわずか3か月。バリバリ登ってモリモリ体力増強が進捗していなければならない時期に突入していた。
が、アララトから後も、どこか変だった。ごってりスケジュールは組むんだが、一向に調子が上がって行かない。どこか上の空で、気持ちも凝縮していかない。

8月4日〜6日
剣岳源次郎尾根
憧れのバリエーションルート。早朝4時から剣山荘戻りまで10時間近くもかかったが、要体力ルートなだけに私にしては快挙。ってか、チョー嬉しい!!!
めちゃめちゃ、シンドかったけど…


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参考:http://asobist.samplej.net/plant/entry.php?eid=391

何か話のついでがあって、一緒に源次郎を登った本郷チームのメンバーに「私のおかしな心身の状態」について話してみた。
「そうだよ、そうだよ。あのね2年ぐらい続くよ。思い出しちゃあ号泣してたよ」
Iさんがそう言った。Iさんも数年前父上に次いで母上を亡くされ、ことに母上を亡くされた時は私と同じ症状だったと。なんだか妙に納得し、どこか安心もした。

8月10日:室堂→剣山荘
8月11日:剣岳登頂→剣山荘
8月12、13日:立山三山縦走
8月14日:龍王東尾根
ゆったりスケジュール。たまには、こういうゆとりも欲しい、など柄に似合わないことも言えたりね。


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8月25日、26日:剣岳本峰南壁
2週間前にノーマルルートから南壁を攀じっているクライマーを見かけた時「ああ、あれ、やるんだな〜あんなスゴイの攀じれるかな〜」と武者震いしたが、行ってみると、そこまで難解なルートでもないな、など言えば生意気かな〜
むしろノーマルルートに蟻んこのようにへばりついている登山者の方が危なっかしく見えるから不思議!


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週末は山。平素は週1でトレーナーをつけて筋トレ。他に週に1度か2度はジムで自主トレ、という生活だが、シンドイ割に「体力が上がった」感覚も得られず、ただただ時だけが矢のように飛び去り、瞬きの間に夏は過ぎようとしていた。

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