渋谷桜丘町ろくよん――おやおやここは桜丘の夜桜会場!?

ファッションや音楽の流行と同じように、食に関する流行というのが確かにある。
冬場になると鍋物で今年はトマト鍋とか、カレー鍋がブームであるとか、ラーメンでも今はスープのない油そばがヒット中であるとか、近年はつけ麺がブレイク中であるとか……。
そんな中のひとつとして、昨今のヘルシー指向も相まってか“蒸し料理”が注目されている。専門的な飲食店だけでなく、モロッコ周辺の鍋料理であるタジン鍋も量販店の店頭に並び、電子レンジでも手軽に使えるいわゆる『ルクエ』などの調理器具も多数扱われるなど、すっかり食生活に浸透した様子である。

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今回、やってきたのはそんな蒸し料理が名物の飲食店。セルリアンタワーの裏手、ここ最近の当コーナーではおなじみの飲食店エリアにある『渋谷桜丘町ろくよん』だ。ちなみにそのお隣が『CENTO ANNI』、さらに隣が『Ocean Dining Bar Delfini』。このエリアで登場いただいたお店、ピッタリ3店横並びである。

「あれ、どこかのお店をお探しですか?」
いざ訪問するべく店の前に佇んでいると、こちらより早くにこやかに出てきたのは同店の清水義晴さん。いえ、こちらのお店を取材したくて……と申し出ると、「わ、それは嬉しいです(ニッコリ)。でも私はまもなく他店に異動になってしまうので、新しい店長に出てもらいましょう」と、やって来たのが新店長の西袋雅人さん。聞けば西袋さんは同じ運営会社が京都に出店した店舗の店長を終え、桜丘にやってきたのがわずか数日前。
「もともとは会社の設立時から東京で仕事をしていましたから、やっと帰ってきました(笑)。日々の営業だけでなく、いきなり取材なんてビックリです、ははは」

さて、この『渋谷桜丘町ろくよん』、もともとはお店の正面にあるビルにて営業をしていたが、そちらが再開発で建て替えとなり、移転の形で09年に新装オープンとなった。
「以前は国道246号に面した表通りでもあって、周辺の会社に勤める方だけでなく道玄坂のほうからもお客さんが流れていた気がしますが、一本奥に入って会社員率が高くなったかもしれませんね。ひょっとしたら移転したことを知らない当時のお客さんも多いかもしれませんので、この取材を機にまたお出でください(笑)。ちなみにセンター街にも『ろくよん』はあるのですが、センター街は90%……いや、99.9%が女性のお客さんです。当店はそこまでではないですが、これはやはり女性のヘルシー指向が高まっているのがあるのでしょうね」

カウンターはなくテーブル席のみの店内は、現在桜の装飾が満開。満席の場合はあたかも多くの夜桜見物客が詰めかけた公園にいるような賑わいになりそうだ。
「今年は桜の開花もちょっと遅れそうですが、一足先に店内は満開にしてみました。お花見だけでなく歓送迎会の時期でもあります。飲み放題なども付いたコースもありますので、季節野菜のせいろ蒸しなど突きながら、楽しい時間を『『渋谷桜丘町ろくよん』で過ごしていただけたらと思います」

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「以前に出ておられるお隣(『CENTO ANNI』と『Ocean Dining Bar Delfini』)はもう長くやっておられますし、私もこれからお店とともに思い出を積み重ねていきます」そう言って見送ってくれた西袋さん。京都帰りの店長が仕切るヘルシー料理店に注目だ。

着任早々、どうもお邪魔いたしました。

Q・あなたにとって桜丘とは?

「渋谷の中でも"優しい街"だと思います」

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店内はテーブル席のみのご案内。
この時期貸し切りでやったらまさに花見の大宴会に!

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桜に酒瓶……いやあ、酒飲みにはたまらんものがありますな

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さあ行ってみよう! ますはもちろん名物季節野菜のせいろ蒸しを。「ろくよんと言ったらこちらははずせません」。1人前1260円!

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続いては……だし巻き玉子蒸し。あら、玉子焼きを蒸す……?「蒸してあるのでアツアツですよ。フタを取るとボーンと湯気が出て、ここで歓声が上がります(笑)」。イキな演出も付いて600円でドン!

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西袋さんチョイスのお酒は黒島美人。鹿児島の芋焼酎ですね。まだちょっと寒さの残る季節、お湯割りで温まりますか。550円でどうぞ


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【今回の桜な人々】
渋谷桜丘町ろくよん
西袋 雅人さん

〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町30-15(マップ

ホームページ(ぐるなび)
http://r.gnavi.co.jp/a616544/