連休もアイス三昧!

暮れから正月にかけての雪山&アイスクライミング三昧に飽き足らず、連休にもまた八ヶ岳にでかけた。
 1月7日はアプローチゼロ、車を降りたら目の前にすぐキャンデーな、人呼んで「おばちゃんキャンデー」、すなわち赤岳山荘の人工氷壁でクライミング。 なんだが… どういうわけか1枚も写真を撮っていない。 この日は初心者講習でもあり、全く生まれて初めてな参加者もあったりしたので、これでも、ちょびっと経験者の私(ドヤ顔!)はビレイ役を務めたりして、撮ってる場合じゃなかったのかもしれない。


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1月7日の晩ごはん
鉱泉めしも旨いが、手作り感満載のおばちゃんめし、これが旨い!
肉じゃが、ひじき煮、サバの味噌煮、そして赤岳山荘定番のご馳走・馬刺し。ゴージャス!!


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1月8日
氷瀑「山の神」を登りに行く。
赤岳山荘から20分ほど鉱泉へ向かい、途中左へ沢筋に降りると滝の上部へ出る。いったん懸垂して滝の下へ降り、凍結した滝を登り返す。

下の方はそこそこしっかり氷が発達しているんだが、途中から薄くなり、写真Kさんがとりついているあたりは危うい状態。その少し上はぽっかり穴が開いていて水がドードー流れているのが見える。
最初に私が懸垂し、続いてKさん。どうやらそこまでで氷面はようやく持ちこたえていたらしかった。3番手でMさんが足を置いた途端踏み抜いてしまったのだった。

これ以上氷が壊れると危ないので「アックスを打つな、アイゼンで蹴り込むな」「フッキング(ひっかけ)で」と指示が出る。くぼみにアックスの先をひっかけ、アイゼンのザッケを置いて立ちこんでいく。
言うほど容易くないのよ、これが。
しっかり、アックスの先が引っ掛かるような窪み・穴ならいいが、そんな都合のいい窪みがあるわけじゃなし。アックスの先が頭より上だと、なんとかダイジョブだが体を上に引き上げた途端、アックスが窪みからはがれそうで、恐ろしい。怖いのよ、ほんと。
緊張しまくり!

*登っているのはKさん。


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右上部、谷川の本流部はようやく薄氷が形成されたかな?な状態。アックスで「コン」と打てば、たちまち崩落な未成長段階。もっとも滝壺はまだ全く凍ってはいないので、近づくことすらできない。 自然の造形は得も言われぬ不思議に満ちて美しい。


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1月8日のお昼ご
おばちゃん特製「肉うどん」。ほっかほかが身に浸みて旨い!

考えてみてたもれ、皆の衆。ドードー流れる谷川や滝が凍るほどに気温が低いんである。さぶさぶ具合は、そりゃあもう半端ないよ。内臓まで冷え込んじゃう。
そこへ、温かうどんをツルツルと流し込むんだから、めちゃめちゃハピハピな瞬間なんである。


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赤岳山荘前の駐車スペースの奥に蛇口があって、山から引いた水が絶えず流れている。どうやって成長していくのか、水の落ちる溜まりから水流を包むようにビン状に氷が発達する。昼間、おいちゃんが取っ払ったりもするんだが、翌朝までにはまたほぼ同じようにラムネビンのようなのができあがあっている。

不思議だ!


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赤岳山荘周辺、日は落ちて、夕焼け。明日はお天気かな?


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最も左の光は外灯ではなく「月」ですよ。
冴え冴えとした月夜に阿弥陀岳が浮かび上がる。
ファンタスティク!!


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1月9日
峰ノ松目沢。
こんな滝を登り切り、すっかり凍てついて、その上に雪が乗った沢を少し遡上すると、またもう一つ氷瀑が現れる。それを登る。歩く。を何度か繰り返し、何本かの滝を登るんである。


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F1を懸垂で降りる。登るのもスリリングだが、懸垂もドキドキ。
「なんでわざわざ寒い時期にもっと寒いとこへでかけていくんじゃあい!」
人様の仰せのとおり、そりゃあ、もう怖いし、寒い。
のに…
なぜかその魅力はなんともいわく言い難く甘美とさえ!!!

*懸垂しているのはKさん

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