6月のある日に埼玉県熊谷市で脅威の39.8度を記録した今夏、7月の手前からたっぷり9月の終わりまで、日本全国に猛烈な暑さを振りまいた。それは我らが桜丘の街も例外ではなく、桜の時期は心躍って仕方がない桜通りの急坂を、汗だくとなって登り切るこの苦痛。思わずここは“箱根八里”なのかと錯覚させるに充分な状態となっていた。いやいや、大げさじゃないのよ(笑)。
そんな厳しい夏も終わり、めっきり過ごしやすい秋がやってきた。冬がやってくる少しの間とはいってもホッと一安心の季節だが、蓄積された夏の疲れが出るのも同じようにこんな季節。おお、どうも腰が痛い……なんて向きには、頑張って坂を上がってこちらを訪問してみてはいかがだろう。『てやん亭”渋谷店』の斜向かいのビルにある『渋谷カイロプラクティック整体院』だ。
ところで……このコーナーに飲食店と同様に多く登場しているのが、この「腰が痛いんですけど……」の治療系。整体やハリ、接骨にアロマテラピー、そしてストレッチまでいろいろと登場しているが、ここで“カイロプラクティック”はどういったときに選べばいいのでしょうか、院長の春日洋志さん。
「はい、本日はご来院ありがとうございます。たとえば『ああ、腰が痛い……』という場合、『その原因となるものが思い浮かばない』場合や『何度も診てもらっているけれども、その都度ぶり返す』などの場合に、当院へお運びいただくのがいいのかと思います。腰痛の原因……『昨日重たい荷物を持ちました』などは腰が痛くなる覚え、ありますよね。そういうことがない場合、それは別の病気であるとか、それこそストレスが原因だったりするかもしれません。後者の例もまた同じです。同じ腰痛という症状でも人それぞれで問題は異なる……たとえば肩コリなども、筋肉や骨格の問題の場合もあれば、自律神経(走ったときの心拍の上下、身体の代謝など、意識的に行なうわけではない身体の働き)の問題の場合もあります。姿勢の矯正や自律神経の調整、その観点で症状を改善するのがカイロプラクティックであり、当院だと考えます」
なるほど。あくまでイメージの話だが、背骨をバキバキ言わせるのがカイロプラクティックではない(春日さん曰く「もちろん、物理的にそうしたほうがいいときにはやりますよ(笑)」)わけだ。初回検診の問診票の“あなたが気になる点”には「記憶力減退」や「思考力減退」などもあったが、腰が痛い場合などの外科的な視点ではあまり関係なさそうなもの。そういった項目も密接に絡んでくるというわけである。
さて、院長の春日さん。大学を卒業後、「人のことを治すということをしてみたいなあ、そう思って」東京のカイロプラクティックカレッジを卒業。その後、米国などカイロプラクティックを医療として認定している国(日本ではまだ“医療行為”とはされていない)で学位を取得した先生(「ドクター・オブ・カイロプラクティック」という)の病院での5年半勤務などを経て、3年半前に桜丘にて開院した。
「桜丘は……渋谷駅が近いわりに、落ち着いた雰囲気がありますね。派手ではないですが、興味深い街ですよね。……と、いうと別の場所から移ってきたような感じですが、実は妻の実家が桜丘なんです。で、いまも桜丘住まいなんですよ(笑)」
そう、春日さんは桜丘の住人さんでもある。住まいも職場もバリバリの“桜丘人”。桜丘でよく行く場所も「インフォスタワーの裏手ですね。猫がたくさんいるんですよ」と、地元民ならではのチョイスなのだった(笑)。
「場所柄でしょうね、当院はオフィスワークの人たちが多くやって来られます。逆に言えば、そういったみなさんはカイロプラクティックが役に立つような、緊張したお仕事をされているとも考えられますね。働いているみなさんはもちろん、桜丘に住んでおられるみなさんも、身体の悩みがありましたらぜひいらしてください」
春日さん、ありがとうございま……
「あれっ? ……どうも見たところによると、足の長さがずいぶん違いますね。ちょっと診てみましょうか。どうぞこちらへ」
へっ!?
Q・あなたにとって桜丘とは?
「地元でもありますし、リラックスしていられる場所です」
ヒーリング音楽が流れる広々空間で施術を行なってもらいましょう。
下の写真に見えるのは『スーパーライザー』というマシン。副交感神経を温めてリラックス効果を高めます
【今回の桜な人々】
渋谷カイロプラクティック整体院
春日 洋志さん
※桜丘町内にて、掲載時より移転されました。
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町27-3 星ビル204
(マップ)
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