梅雨明けはもう少し先になりそうだが、しとしと雨とともに気温もぐんぐん上昇している今日このごろ。真夏日の屋外と空調の効いた屋内……こう書いているだけで汗は出そうだわ、体調は崩しそうだわな夏本番へ向けて、今回も身体をメンテナンスをしに桜丘の街へ繰り出そう。
中央通り(仮称)の頂上、インフォスタワーを右手に見ながら道をひとつ奥に入る。『パリジャン』の焼きたてパンを帰り道の楽しみにしつつ、隣のビルへ。
『鍼灸アロマテラピー治療院 かおり&やすらぎ』
こちらが今回の目的地。ドアを開けると……なるほど、安らげそうなアロマがさっそく漂っておりますが、そもそもハリ治療などの鍼灸とアロマテラピー、単品ならばなんとなくわかりますがこの融合というのは……?
「はい。鍼灸はごぞんじ“ハリ治療”ですね。肩や腰などのコリを、ハリを打つことで根本的に治療をします。ハリを打つというのは痛いんじゃないかと思われる方も多いかと思いますが、むしろ患部への刺激が心地いいものなので、怖がらずにどうぞ。そしてアロマテラピーは、エッセンシャルオイル(精油)を使用して身体を揉みほぐし、筋肉の硬さを正常に戻すように医療的に行なう“アロマテラピートリートメント”のことなんですね。もちろん、みなさんのイメージにあるご家庭などでオイルの香りを使ってリラックスをするということもアロマテラピーですね。
このように鍼灸とアロマテラピートリートメントを組み合わせて治療を行なっているのが当院なんです」
そう教えてくれたのは院長の菅野かおりさん。開業して12年、「落ち着いた雰囲気の街というイメージから、安らげる空間を作れる」との思いから、5年前に桜丘にやってきた。「やっぱり桜並木が素敵ですよね。もう少し花や植物が多くなるとなお嬉しいですが……」との視線は、やはり香りのエキスパートならではですね。
ところでアロマテラピーの素朴な疑問。たとえば「実家がいちばん落ち着く」という場合、その実家の匂いも大きく影響をするはずだが、それはパン屋と魚屋など人それぞれに違う。ということは、「この香りがリラックスできる」という答えは無限にあるのでは……?
「それはおっしゃるとおりなんです。たとえば先日、『緑茶の香りが落ち着く』という話を聞いたのですが、私はそれ初耳だったんですね。また、いろいろな精油が新しくできた場合なども、またそこからいろいろな組み合わせが考えられることになります。ですからアロマテラピーに終わりはないのですね」
そう、常に進化を……というところで、ご自身の勉強だけでなく、なんと一般にもアロマテラピーを学ぶ場も提供しているのが菅野さんなのだが……そのおはなしは当コーナー始まって以来の次回へ続く!
下では治療の様子をどうぞ――。
治療にはこちらの治療室でどうぞ。アロマももちろん加湿器から出ておりますが、それにプラスして緑って落ち着きますね(いま写真を見て実感しました)。そうそう、ただいま現在治療を行なうのは菅野さんおひとり。どうか要予約にて
※男性の診療にはご紹介が必要となります。詳細はお問い合わせください。
鍼灸やアロマテラピーの認定証が国内外を合わせてこんなにズラッと。「治療目的での“マッサージ”という言葉は鍼灸の資格がないと使えないので、“アロマテラピートリートメント”という言葉を『社団法人日本アロマ環境協会』が定めて……など、こんな具合にいろいろな資格が必要になってくるのですね」
ではお願いいたします。調合されたアロマオイルを使用して、肩や腰を揉みほぐされて……
そしてハリ治療ですね。「ズドン」とかそんな衝撃はありませんし、むしろ細いハリなのでチクッともしませんのでご安心を。リラックスしてみなさん打たれてみましょう
【今回の桜な人々】
鍼灸アロマテラピー治療院 かおり&やすらぎ
菅野 かおりさん
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町13-2
リンデンスカイハイツ1階B号室(マップ)
ホームページ
http://www7.ocn.ne.jp/~kaori.y/