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<森から海へ、そして森へ>
3日目。ホテル(STENSJOEMILL HERRGARD)を出発。でもその前に一泳ぎ。”泳ぎたい人は朝7:00に集合”と言うので、寒いし雨も降っていましたが、何でも目新しいこと珍しいことには飛びつく性格の私はチャレンジ。せっかく水着を持って来たんですもん。ホテルの前にある湖へ、”ENDO泳ぎます!”寒かったけれど水温は意外とそうでもありませんでした。でも懸命に泳がないとやっぱり寒い。水鳥も泳いでいて追いかけてみたり・・・。
ホテルを出て昔の石油で財を成した一家のGunnebo城へ。ここはびっくり。恵比寿ガーデンにあるフレンチレストランのロブションにそっくり。いえロブションがそっくりなのか。フランス様式ということなのでしょうか。中は意外と素朴でした。建物内を案内して下さった女性は当時のメイドさんスタイル。スウェーデンの人達は大柄な方が多く、この女性も大きかった!私達は皆、子供の様でした。ここにはハーブ園があり生き生きとした色鮮やかな植物の美しいこと!私はよく知らないのですが、同行の方々はさすがに詳しく色々教えて頂きました。金髪の背の高ーいお兄さんお姉さん達が手入れをしていましたが、お尻の白いミツバチ達もせっせと働いていましたよ。
Gunnebo城を離れバスは海沿いを行きます。シンプルで美しい建物の水彩画美術館を見たり(ここの折りたたみのイスがカッコイイ!)海沿いに並んだ貸しコテージでしょうか、こんな所で夏を過ごすのもいいなあと、覗き込んだりしながら進みます。
今日の宿はもとは馬小屋をリフォームしたモダンなホテルNOESUND GARDEN。デザイナーズホテルとでもいう感じでしょうか!一部屋ごとにテーマがあってみな違います。”好きな部屋へどうぞ”と言うので上へ下への大騒ぎに!どの部屋も可愛く清潔でモダン。ちょこっとの遊びにウフッ。それぞれにテーマカラーがあり、ダイニングは真白。天井には不思議なテンシが飛んでいたり。暖炉はモダンにリフォームされ、ここの化粧室は宇宙空間の様でした。色鮮やかなペーパーナプキン(旅の間中どこへ行ってもカラフルなペーパーナプキンが出てきました)や、お料理の色が白い空間で美しく映え、ダイニング全体が絵の様。このモダンな中にろうそくの灯りが揺れ、厳しすぎない豊かな食の場を作り上げています。こんなステキなプチホテルが海から少し入った道路沿いにポツンとあるのは不思議です。それにここをどうやって見つけたのかも不思議。
翌朝(4日目)お向かいのセレクトショップのハッスルオーナーJessicaさん乱入なんてハプニングも楽しみつつ出発。ナント、ナント、バスの運転手さんはラッセさん!あーラッセとボッセ!(見てます?kumikoさん!)”やかまし村”シリーズ(リンドバーグ著)に出てくる兄弟と同じ名前ではありませんか。ラッセは大きくなってバスの運転手になったのね。よく見ると子供のまま大人になった様なお顔。やっぱりラッセだワ。聞いたらラッセはスウェーデンではよくある名前だそう。太郎ってところかナ?でもボッセは聞かないって。
この日のランチはスーパーでそれぞれ調達。赤い小さなカートにも車が付いていて持ちやすくカワイイ!大して買いもしないのにコロコロ引いて歩きます。子供用のおもちゃカートも置いてあったりして、ナルホドと思わされます。スーパーの中を駆けずり回り迷いに迷ってGetしたのはトリの照り焼き(これは美味)、イタリアンサラダ(こってり)、アスパラスープ、パン、フルーツ、あと何だったっけ?紙皿やカップも買ってみんなでピクニック気分。このバスは何とサロンカーのvolvoです。こういうのも楽しくて良いですね。あー、食べすぎだぁ。
大きな湖の横を走り、赤白ねじねじキャンディーの町を通り抜け広大な畑の中を行き、教会の角を急に90°ハンドルを切って森の中へ。ひたすら1本道の様ですが、なぜかバスは道に迷って・・・
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