トップページ >  連載 >  これが Momi Style

<スクエアリング>


p110_1.jpg

この頃、急に人気のスクエアリング。私はずっと以前から”イイ!”って言っていたのにね。
このリングが置いてあるのを見た反応の第一声は”つけるとどうなるの?”はい、お答えします。真一文字に見えるかなりカッコ良いリングです。でもローズカットダイヤというアンティーク調のダイヤがトップにびっしり入っていたり、他の3面には手彫りの柄が彫られかなりクラシックなディテール。そして燻し仕上げをするので黒光りし、内側に張った金が指の際からキラリと見えます。何ともカッコ良いと思いません?

しかしこのスクエアという形は難しいのです。形的に言うと、ヘタにつくると何かの部品のようになってしまうし、技術的に言っても難しい。トップのダイヤもびっしり入れるのもいつも石留め職人さんとすったぁもんだ。ワタシはびーっしり入れたいんですけどね。
毎回あっちがー、こっちがーとヒヤヒヤしながらつくっていますが先日ついに石を留める爪が立てられなくなり直す羽目に。細かい箇所なので火を当てるのイヤなんですがー。案の定他の爪が溶けちゃった…。虫歯だらけの情けないお姿。上手くいくのでしょうか。職人さんは”大丈夫、この調子”って励まして下さいますが”あともう一本忘れてる”と返されてしまいました。トホホ。

最近黒いものではなく金でもつくってみました。お金はかかりますが金の方が実は楽に作れます。そこにナント大胆にピンクダイヤを入れました!ピンクダイヤは普通色味を見えやすくする為、ホワイト系に入れますが、私は思い切りの大人のスウィートにしたかったので金に入れました。
これをロックテーストのハードスタイルにつけるとカッコイイなぁって夢見ています。