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<tutuストール>
いつ頃からつくっているのでしょう、この、ストール。
何年か前のギャルリーワッツでの個展が最初の発表でした。あの時もつくっている時に台風が来て、案内状の写真を撮りながら "台風の渦巻きみたい!"などと思った事を覚えています。
このスーパー柔らかいチュールレースは何とも言えないとろける肌触りで私達を魅了します。普通チュールと言えば、張りがあるのでチクチクとあまり嬉しい感触ではありません。バレエの代表的衣装のチュチュ。あれはスカートの張りを出す為に、何層にもなったびっしりギャザーの端がウエストに食い込む着心地最悪のものでした。
私の使うチュールレースは、あまりの柔らかさにシルクかコットンではないかとよく聞かれます。いえいえ、ナイロンなのですよ。シルクもコットンも腰がなくべっチャリとボリュームダウンしてしまいます。何とも古ぼけた感じで、シルクなどすぐにビリビリに!しかもとても高価?
ナイロンは適度な張りがあるのでストールとして纏った時にふんわりとしたボリュームが出てイイ感じなのですね。しかも簡単に染められます。染めると糸の撚りが戻ろうとするけど戻れない…というジレンマ的な力が働いて、生地にガーゼや縮緬の様な表情が生まれます。これがまた良いのです。だから染める必要の無い白でもわざわざお湯で煮込んで使います。
ここに同じチュールレースでつくったフリルやビーズ、スパングルなどを止めつけていきます。穴だらけの生地、玉止めが効かないので全て結びつける気の遠くなる作業。しかも透けているのでピントが… ま、つくる側の話しはこんなところで、使う側としてはこんな便利なストールはそう無いのではと思っています。かなり大きいのですが、広げた時と小さくまとめた時の表情がかなり変わります。塊で付いているモチーフはコサージュの様なファーの様なアクセントとなります。
シワを気にする事なく気楽に持ち歩き、寒さを防いだり肌を隠したり。
見た目はフェミニンですが、私はこれをダウンやツィードなどチュールとは全く違った質感のウェアと合わせたいのです。またまた甘辛バランスですね。
お手入れも楽ちん。私はボディシャンプーで軽く水洗い。最後にソフト剤を使うと、よりフワフワに。
ネットで軽く脱水、すぐに乾きます。アイロンもいりません。 ん〜! アタシも欲しい?
なかなかネコババ出来ないこのストール、バレエ衣装に因んで tutuストールと呼んでいます
–イベントのお知らせ–
えんどう もみ 2012 Autumn Collection
横浜高島屋
2階正面エスカレーター横特設会場
10月17日(水)から23日(火)
チャリティーサロンTRINITY
主催 岡本芙蓉 小池佳子
日時 2012年10月1日(月)〜3日(水) 午前11時〜午後6時
場所 北野アームス7階 ギャラリー佳風
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-15 TEL.03-3265-2371
地下鉄(有楽町線・半蔵門線・南北線)永田町駅(4番出口より徒歩1分)
首都高速霞が関ランプより車で3分
出品例
○フィリピン女性の手作り品 テーブルクロス ランナー バッグ他
○SKC(宮城県南三陸町のお母さん達で結成しているクラブ)の編み物
○コットンパールネックレス
○ハワイセレクトの小物
○縮緬細工、和小物、アジアの雑貨
○3Dアート 木の実デコレーション(ザルツブルガー)
○フラワーオブジェ
○コスチュームアクセサリー
チャリティー
○フィリピン貧困地区サンボアンガの女性を支援 <支援団体/ザ・ボランティア’95>
○SKC(宮城県南三陸町のお母さん達で結成しているクラブ)のニットプロジェクトに寄付
<支援団体/墨田区発復興支援団体「ガクつな」>
松屋銀座2012 Autumn Collectionの様子はこちら
松屋銀座 2012S/S Collectionの様子はこちら
ギャルリー ワッツ『えんどうもみ展』の様子はこちら
Gallery O2『えんどうもみ新作展』の様子はこちら
松屋銀座 2011 A/W Collectionジュエリーフォーラムの様子はこちら
前回の企画展『盛装ピクニック』の様子はこちら
松屋銀座イベント取材風景はこちら
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