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<県外人、高知にて>

高知、行ってまいりました。
前回のイベントと、何年か前広島の帰りに寄り道をしたのを入れて3回目の高知です。
広島の時は"美味しい牡蠣食べて来てねー"と送り出されますが、高知は"カツオのたたきとビール!"と言われます。
やはり県外の人間としてはまずコレでしょう。
1回目の時は屋台が美味しいとの情報を得、皿鉢料理でパンパンになったお腹に無理やりラーメンと餃子。
小振りでパリっと香ばしい餃子は病みつきになり、毎回夜の屋台へと繰り出すことに。
今回は到着するなりひろめ市場に飛び込み、お昼から餃子とカツオの塩タタキ!
イベント中は昼夜をホテル内で済ませなくてはならず、貴重なフリーのランチなのです。


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しかしこのホテルの朝はなかなかの充実、ずらっと並んだ和洋のバイキング。
中でも高知特産コーナーには毎朝突進。
朝からカツオのタタキですぞ。ややお上品なカットですが朝なのでこんなものでしょう。
それに見た目に反してしっかり青臭いトマト、柚子雑水は普通のお雑水に柚子をかけただけですが、 さっぱりしていて朝にはGood。
この3種は毎朝チョイスして、あとは何にしようかなーとウロチョロ。
朝食のスタートはその場で作ってくれる野菜ミックスジュース。美味しくておかわり!
朝から満腹だぁ、いえ満足です。

知らない土地に行くと、何かその土地ならではの美味しいものにありつきたいとキョロキョロするのですが、なかなか難しい。
とりあえず先入観と手近な資料から入りますが、当たったり外れたり・・・。
一番確実なのは人からの情報です。
これは誰に聞くかが重要。これはある意味価値観でもありますから。
誰に聞くべきかなぁーと思う内に前回は終わり、今回はどうなるのかなぁ〜と街をウロチョロ。
お腹はもう満足だったのですが、ココ!と思って飛び込んだお店、これは当たりでした。何か臭ったんですよねー。
70過ぎという女将さんが一人で切り盛りする小さなお店は、高知のお酒を楽しむ処。
お酒には強くないし全然無知な私ですが、何だか楽しいお店でした。
注文の仕方からして散々怒られ唖然としていると、隣の人が"県外の方ですか?"と助け船を出してくれました。
高知の人のお酒へのこだわり、恐るべし。
この女将さんと"隣の人"。お・お、key manになるゾ!
v 3回目にしてやっと光が見えて来た実感。満足満足の夜でした。


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最終日、レンタカーを駆って仁淀川を目指します。
仁淀川は日本一の清流。私たちのイメージは四万十川が一番ですが、実は違うことがメディアを通じても知られつつあります。


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日曜日だし夏休みに入っているので混んでいるかも?と言われて出発しましたが、どこが?
女将さんと"隣の人"から得た情報をもとに、道の駅ムササビをカーナビに入れ上流へ。
地図を眺めて仁淀町を目指してしまうと、川から離れてしまい道中を楽しめないそう。

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日本の原風景の様な集落や、マチュピチュとも呼ばれる急斜面のお茶畑を見ながら、広くなったり狭くなったりの川に沿って登ります。
河原でキャンプやバーベQをする人達、泳ぐ人、本格スタイルで釣りをする人、川中の岩の上で寝ている人!
私も飛び込みましたヨ、足だけね。
七色と言われる美しい石が水底に透けて見え、深い所は怪しげなグリーンに。
仁淀Blueと言われるセルリアンBlueの様な川の色が特徴なのだそうですが、夏だったからか緑色でした。
冬にはBlueが見られるのでしょうか。
行き着いた所はちょうどテレビでカメラマンがテントを張って撮影をした所。
川ガラスが魚を狙ってダイビングするのを撮ろうと何日も粘ったそう。
行ってみて意外とさり気ない場所だとプチズッコケ。
もっと感動の嵐!かと思っていたのですが、この広くない繊細な自然の中で繰り広げられるドラマが、いかに微妙なバランスの上に成り立っているのかを思います。
そして同時に一見弱々しい植物が、実に辛抱強く根を張り枝を伸ばし、地を征服している姿にも目を奪われるのです。
岩の多い山全体を覆った植物によって濾過された水が染み出して流れをつくり、魚を育み虫を呼び鳥を養う。
この日は原発に反対をして国会包囲の日、参加できないのを残念に思いながら日本一の清流にて思いを馳せています。


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知らなかったのですが仁淀川には鰻もいる!名店があるとせっかく情報を頂いたのですが日曜定休。
・・・また来よう。

–イベントのお知らせ–

えんどう もみ 2012 Autumn Collection

松屋銀座店 1階 スペース・オブ・ギンザ
8月22日(水)−28日(火)
ウエルカムドリンクサービス(22日のみ・18:00より)

銀座松屋 2012S/S Collectionの様子はこちら
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