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<広島・・・終編>

それで?
お仕事の方はどうだったのヨ?
ってまぁ、それはそれで楽しくさせていただきました。
ということで、広島は本当にタノシくって美味しい街だなぁって、話が戻っちゃいましたね。
よく"全国をまわっている"と思われたりするのですが、全国だなんてとんでもありません。
普段は東京周辺が殆どで、広島だけがなぜかポツンと離れてあるのです。
しかも遠方で会期中ずっと私がいるには広島だけです。
何だかんだでそうなったのですが、ずっといても楽しく、ホテル住まいも何のその。
かえって非日常を楽しんでいる訳です。
何と言っても広島は"人"が素晴らしい。
もちろんどんな所にも素敵な方々がもっといらっしゃるのですが、出会うまで時間がかかったり、 きっかけが無かったりします。
広島も今年でもう何年目でしょうか。始めはなかなか馴染めず食事も何処へ行ったら良いやら。
それがあるときから急に目が醒めたように生き生きと動き出したのです。
やっぱり"人"なんですねぇ。
ステキな方とお知り合いになると、そこから一気に世界が広がり、また広島くらいの街だと人の輪があちこちで繋がっていて、あら!おや〜!へぇー!が沢山。
地方都市は大きさも人の温かさもイイネ!

momi184_01.jpgシャリーさんがまたまた楽しそうにやって来ました。この方はいつも楽しそう。
決して悩みが無かったり何もかも思い通りの人生という訳ではないのだとは思いますが、楽しいことは楽しいと素直に全身で表現し、ご自分も人も元気にする方です。
そのかわり、ダメなものはダメ。このはっきりした反応がまた良いのですねぇ。
ご主人のジャックさんも加わり皆でワイワイ!
全員がマイペースなのに、でもお互いを気遣っている小さな集団は、広島の夜をルンルンと移動してロペラへ。いつも最後はここです。
私たちを見つけたsetsukoさんが飛んで来て迎えて下さいます。
この日は珍しく外のテラス席へ。私たちうるさいからネ。
マスターも加わり、どーでも良いよーな、どーでも良くないよーな話で大盛り上がり。水だって美味しいし!
ロペラ特製のラムレーズンでマスターがつくったアイスクリームも美味。
男子チームはバーボンとスコッチの違いについてマスターからレクチャーを受けて大喜び。
whiskyとwhiskey。どっちがどっち?
明日まで覚えていられるかな?
この夜の為お昼寝をして備えて下さったジャックさん。ずいぶん遅くまで元気におしゃべり。
あー、楽しいな〜。

momi184_02.jpgいつも岡山からいらして下さるfujiiさんも、今回はゆっくりいらして下さいました。
昨年はご主人を見送られきっと寂しいことでしょうと思いますが、"楽しく暮らしなさいね"の遺言を心に、変わりなく、お元気で美しいもの、美味しいものを楽しまれる日々です。

momi184_03.jpg今回のお約束ランチは、最初の頃ご一緒した幟町茶僚(ラ・シャンブル)へ。
もう何年もなるのにmorikawaさんがしっかり覚えていて下さり、もてなして下さいました。
一皿一皿美しくて美味しいお料理に、至福の時をご一緒しました。ね、fujiiさん。

今回は雨の多い日々でした。梅雨ですから当然ですが、例年に比べ降り方が激しい様。
それでも何故か私が外に出る時は止むことが多く、晴れ女なんて言われてました。初めてです。

momi184_04.jpg街角の人工池は昨年の大掃除で亀たちを移動したらしく静かでしたが、ふと見ると雨の中小さなのが、岩に登って甲羅干し?
雨の中ですがやっと登ったんですもの、降りるなんてもったいない。
通い慣れた道での一風景です。

momi184_05.jpg車やバスに交って市電が走る通称"電車通り"は賑やかで空が広い。
上りも下りも次々とやって来て数珠繋ぎ。
市電って何だかのんびりお気楽な感じで大好き。
行き先は宮島口だの広島港だの。
原爆ドーム前なんて駅名も普通に存在して、この街は現代に生きている。
一週間と一日。前後を入れれば9泊10日歩き回った広島ともしばしの別れ。
また寒くなった頃お会いしましょう。
その頃、美味しいものは・・・!

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