第3回沖縄国際映画祭・概要発表記者会見――板尾創路、木村祐一、品川ヒロシの三監督と主演女優・黒沢かずこが出席!

1メイン_沖縄_03.jpg12月8日、東京・新宿区の吉本興業東京本部で「第3回沖縄国際映画祭」概要発表記者会見が行なわれた。吉本興業東京本部は閉校した小学校の建物をそのまま利用したオフィスであり、記者会見場はまんま体育館。
大崎洋・沖縄国際映画祭実行委員長と、これまで同映画祭に監督作をエントリーした板尾創路、木村祐一、品川ヒロシ。そして主演作がある黒沢かずこが出席した。
お笑い芸人の顔ではなくまさに監督、そして女優な4人さんでありますね。

まずは沖縄国際映画祭にまつわる4人の映画歴を。
板尾創路監督:第1回沖縄国際映画祭に『板尾創路の脱獄王』を出品、さらに本作で第14回釜山国際映画祭などに正式招待。
木村祐一監督:第1回沖縄国際映画祭に『ニセ札』、第2回沖縄国際映画祭に『ワラライフ!!』(2011年1月29日より全国公開)を出品。『ワラライフ!!』は第15回釜山国際映画祭にも出品。
品川ヒロシ監督:第1回沖縄国際映画祭に『ドロップ』を出品、全国公開され動員数130万人を超える大ヒットとなった。
黒沢かずこ:第2回沖縄国際映画祭にて、"Laugh部門"海人賞グランプリと審査員特別ゴールデンシーサー賞(金石獅賞)の二冠を達成した『クロサワ映画』に主演。

……うーむ、こうしてみるとやっぱりすごいですね。

てなわけで記者会見、いってみよう!
まずは沖縄映画祭を含むさまざまな映画祭に招待されたことはいかがでしょう、板尾さんとキム兄?
板尾「(お笑い芸人としての)イメージがない、真っさらな所から評価をしていただきうれしかった。海外ということもあって、こちらが意図していないところでリアクションがあったりして勉強になりましたね」
木村「まずはたくさんの沖縄の方が集まってくれてうれしかった。釜山国際映画祭では、映画というものが“言葉の壁を越えたエンターテインメントだ”と実感しました」

続いて自伝的小説『ドロップ』を自ら脚本・監督の立場で映画化したおしゃべりク……いや、品川ヒロシさんは……。
「映画界の人たちが優しく、一緒に面白いモノを作ろうって言われ、毎日が楽しかった」と。
さらにこちらも自らが原作・脚本・監督を務め、来年公開される『漫才ギャング』は?
「『ドロップ』同様みなさんに愛される作品になれば……」
お、自信ありげでございましたよ。

さて、森三中では独身で取り残されつつも、二冠女優となった黒沢さんはいかがでしょ。
「受賞の時はまさかと思って、髪の毛ボサボサのまま壇上にあがってしまったのが心残りです(笑)」
ただ、現在放送中の松山ケンイチとの夫婦役CMもこれがきっかけのようで……
「幸せです。これがきっかけでなにかあるかもー」とのことでした。ないですよ(断言)。

中_沖縄_03.jpgさて吉本興業が運営する沖縄映画祭は当然ながら沖縄全域が会場。今回開催の来年3月18〜27日までは県内各地に吉本芸人が登場するわけですが、そんな沖縄についての思い出はいかがでしょう?
板尾「沖縄のタクシー運転手さんとの会話がとても心地よかった。歴史を教えていただいたりとか」
木村「休みの日に沖縄の方とバーベキューしたとき、『ゴーヤは焼かないんですか?』と聞いたら『あんな苦いものいらないでしょ』と言われてビックリしましたよ!(笑)」
品川「別の仕事で現地にいた哀川翔さんが舞台挨拶に登壇してくれて……ただ、内容はやっぱりカブト虫についてで(笑)」
ちなみに哀川さんは家でカブトムシ40匹を飼っておられます(笑)。

では最後に監督として起用したい俳優は?
板尾「うちのオカンがよくアラン・ドロンがかっこいいと言ってたので、最初に覚えたのがアラン・ドロン。いつかはアランドロンと映画を作ってみたい」
木村「吉本の中に役者がいっぱいいます。おこがましいですが松本人志さんに出演していただきたい」
品川「真田広之さんです。いつか全編アクション映画を撮りたい。真田さんは年齢にあった最小限で美しく見せるアクションができる人」

なるほどなるほど。最後の質問だけでなく、とてもアツい思いが全編通して伝わる記者会見。来年の映画祭、楽しみになってきましたね。

ラスト_沖縄_03.jpg

★第3回沖縄国際映画祭★
2011年3月18日から27日まで開催

●笑顔と平和=Laugh&Peaceをコンセプトにし、
長編プログラム"Laugh部門"、"Peace部門"への出品作品と、
「JIMOT CM COMPETITION」にて"地元愛"をテーマにしたCM作品のアイデアを募集中。
開催中は多くのタレントが沖縄を訪れ、
レッドカーペット、オープニングセレモニー等イベントを開催
詳しくは公式HP:http://www.oimf.jp/jp/

プログラム発表会見の模様:http://asobist.samplej.net/entame/interview/20101209.php