『誘拐ラプソディー』完成披露試写会&舞台挨拶!

main_03.jpg 人生38年まったくツキなし。借金と前科だけの男が最後の一発逆転を賭けて金持ちの子を誘拐。しかし身代金5000万を手に入れ、完全犯罪成立寸前にとんでもない事実が発覚! 一転、命を狙われ必死の逃亡が始まる……。スリリングなクライム・エンタテインメントの完成を記念し、完成披露試写会でキャストらが作品への思いを語りました。

高橋克典:僕と榊(英雄)監督との出会いは古くって、2008年の東京国際映画祭で再会したとき「映画やりたい!」って話をしたんですよ。でも実際映画のオファーが来たのは、子育て真っ最中の忙しいときで、とても疲れていて。それでよくわからないうちに「うん」って言っちゃったんです(笑)。

sub1.jpg 林遼威:初めての映画出演だったので初めは緊張してたけど、撮影が進むうちに、どんどん楽しくなってきました。高橋さんはとても優しくてかっこよかったし、哀川さんは僕のために3時間もかけて、カブトムシの雄雌2匹を買ってきてくれました。

船越英一郎:撮影現場は雰囲気がめちゃめちゃ良かったですよ。突っ走っている熱い男、榊監督がいて、映画が大好きな僕らが集まったっていう感じですね。楽しかったけど、緊張感のある現場でもありました。

哀川翔:榊監督は昔堅気で、ちょっと気を抜くと怒鳴られましたね。まぁ、撮影中はいろいろあったけど、最後はまとめてくれました。ラストはグッとくるので、どうか皆さん、審査員のような目で観ないでください!(笑)

sub2_03.jpg 高橋:この映画は一度お蔵入りになりそうになったんですが、監督がある人の代役をやって、撮り直しができたんです。30人ほどのキャスト・スタッフ全員のスケジュールが奇跡的に一日空いてまして。出番はなかったんですが、僕も撮影を見に行きましたよ。

YOU:母親役なのに子供と一緒のシーンがなく、夫役の哀川さんとの撮影も一日だけでした。毎日ヤクザまみれで感じ悪かった(笑)。周りが黒づくめの組員ばかりで、楽しくなかった(笑)! 本編を観てみると、高橋さんと遼威くんのキュートなシーンがとてもうらやましかったですね。

榊監督:映画の完成直後にいろいろあったんですが、その名も「苦肉の大作戦」と言うべき、9月29日に全員が集まって、撮り直しができたんです。改めて、映画はいろいろな人との出会いで完成するものだと感謝しています。

最後に、この映画の完成と大ヒットを祝って、高橋さん指揮のもと会場にいる全員で一本締めを行ない、和やかな雰囲気のなかで会見は終了しました。
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原作:荻原浩「誘拐ラプソディー」(双葉社刊)
監督:榊英雄
脚本:黒沢久子
出演:高橋克典/林遼威/船越英一郎/YOU/哀川翔
公開:4月3日(土) 角川シネマ新宿ほか 全国ロードショー
配給:角川映画
公式サイト:http://www.yuukai.jp

(C)2010「誘拐ラプソディー」製作委員会