うわァ!迫力満点!!――東京湾大華火祭り

まさに大輪! 東京湾に打ち上がる花火 東京湾の夏の風物詩といえば「大華火祭り」!
8月8日午後7時から8時20分まで、晴海埠頭沖で1万2000発の大輪が夏の空に打ち上げられた。
晴海での見物客が70万人というから規模がデカイ。心配された天気もなんとか雨も降らずに無事だった。なによりである。

我が家のマンションからちょうど晴海埠頭が見えることもあり、親戚を招待しての観覧と相成った。ウィーンから来ている娘もさっそく友達とゆかたでお出まし。叔母が着付けを手伝って、私もついでに浴衣で気分はもう祭りモードで大はしゃぎ。

浴衣を着付けて、これで完璧!
浴衣を着付けて…ハイ、これで完璧!
午後からテストでドカーン、ドカーンと数発打ち上げている。愛犬はソファーで「まったく、うるさくて昼寝もあったもんじゃない!」と言いたげな顔をしていた。

今回は久々の夏ですっかりバテ気味の私は、寿司の出前をお願いした。ウィーンでも大人数だと「手巻き寿司やお好み焼き」が大喜びされたもの。最近は和食ブームなので、ウィーンっ子からはリクエストされるほどだ。今日はお寿司につまみに冷えたビール。これさえあればどんなパーティも大成功!

バレエダンサーの叔父、叔母夫妻、そして音楽家の叔母と我が両親は、音楽話に花が咲いている。今年はヘンデルの没250年だが、タイムリーにも『王宮の花火の音楽』(1748年)についてなど音楽話は尽きない。華麗なる花火を音にするとは、凡人では思いもよらないことだ。

家で花火鑑賞といえば、やはりセットは宴会!
家で花火鑑賞といえば、やはりセットは宴会!
あと10分で終わる!というころにやってくる仕掛け花火の面白さ。ハート形あり、東京オリンピック開催を意識してかの五輪のカラフルな花火あり、スマイル顔もありで隣のタワーマンションの人も大騒ぎ。こんなに人が住んでいたのね?と思うくらいマンション中が沸きに沸いていた。息つく暇がないくらい、迫力満点の花火が目の前で繰り広げられているのは、まったく心躍るものですね。

楽しい時間はあっという間に過ぎての1時間20分。
皆、惜しむようにバルコニーで「アンコール!」、「イエエィー!」と絶賛。おそらく隣近所もそんな様子でしたでしょうね。気が付けば私も声がかれるほど興奮していたようで、喉がしばし痛かったのでした。