勝手にこの夏の「メイン・イベント」と決めていたもの、それは毎年7月に開催される、全英オープン!
今年は会場が「ターンベリー」(美しい景色が臨めること有名な名門コース)だったこともあり、迷わずチケットを購入したのですが、チケットを押さえていた予選2日目が石川遼、タイガー・ウッズ両選手が同組ということがわかり、さらに大興奮!
ターンベリーまではエディンバラから電車とバスを乗り継いで約2時間半。スコットランド西海岸沿いにあります。グラスゴーで電車を乗り換えると、車内は早くもゴルフ観戦に行く人々で溢れかえっていました。皆、スポーツ新聞を片手に、ゴルフキャップ、ポロシャツ、ゴルフシューズといういでたち。9割近くが男性で、日本の競馬場の雰囲気にとても近いものがありました(笑)。(会場には女性が多かったのですが)。
テレビで観戦したことはあっても、コースでの観戦は初めて。午前中のうちにコース見学を済ませ、午後は見たい選手のプレイをじっくり観戦することにしました。混雑してもそれほど視野が遮られない、グリーンの周りになだらかな坂のあるホールに場所を確保。予想通り、至近距離で落ち着いて観ることできました。
もよりのギバーン駅に詰めかけるギャラリーたち
まさに全英オープン!なゴルフ場風景。
海に浮かぶ島がターンベリー名物 全英オープンといえば、意地悪なコース(深いポットバンカーや、長いラフ、海越えなど)に加え、強風に雨のイメージ。初日こそ、全英オープンでは考えられないくらい穏やかな天候でしたが、観戦当日の2日目はまさにそんな天気で、多くの選手が苦戦しスコアを落としました。そんなわけで石川遼くんもタイガーも2日の予選を終えて予選落ち……。ただ、4日間で世界中のファンを湧かせた59歳のトム・ワトソン選手のプレーは、とても紳士的で、この日も私を含め多くのファンを魅了していました。
こちらアンガス牛。
日本でもおなじみとなってきました(Wikipediaより) さて、その強い風に流されて会場内に常に漂っていたのが、屋台からのお肉が焼けるおいしそうな匂い! イギリスのイベントにつきものなのが、ハンバーガーやホットドックの類なのですが、
その中で、アンガスビーフバーガーというものを見つけ、早速ランチにトライすることに。
アンガスビーフとは日本でいう松坂牛のような高級ブランド肉で、スコットランドのアンガス州が産地。その柔らかくてジューシーなお肉は、サーロイン・ステーキとして食べられるのが一般的のため、「ハンバーガーとは実にもったいない……」と思ったのですが、やはりその珍しさにはかないませんでした。
通常2〜3ポンド前後のハンバーガーですが、これは4.5ポンド(約720円)! まさに高級バーガーですね。そのお味はというと、これまでに食べたハンバーガーの味とは格段に違いました!欲を言うならバンズにももう少し高級感を、というところでしたが、ステーキ1枚くらいの肉が挟まっていて食べ応えもバツグン。イギリスにもこんなに美味しいお肉があったのかと、感動すら与えてくれるこのアンガスビーフ。ぜひ本場のスコットランドで味わってみてはいかが?