『2014 Bouldering WORLDCUP』年間チャンピオンに輝いた、クライマー野口啓代選手!『SPARKRING PARTY FOR AKIYO!!!』祝勝パーティ!!

akiyo_00top.jpg 日本が世界に誇る女性クライマー、野口啓代選手の『2014 Bouldering WORLDCUP』年間チャンピオンを記念して、10月28日(火)、都内渋谷区のTHE NORTH FACE 原宿 March店にて、祝勝パーティ『SPARKRING PARTY FOR AKIYO!!!』が開催され、こちらも世界に誇るトップクライマー・平山ユージさんを始め、たくさんの方がお祝いに駆けつけた。

akiyo_001.jpg akiyo_002.jpg オープニングの乾杯の挨拶には平山さんが登場。
もう一歩だった前半戦、「もう優勝できない……」という気持ちの中、カナダ戦で“何か”を発見した後の破竹の勢いで見事に総合優勝を果たした――それについて平山さんは「いちファンとして応援していました。これからもみんなをワクワクドキドキさせる、あきよちゃんでいてほしい」とコメントした。

akiyo_003.jpg 続いて、今シーズンを振り返るべく、野口さんがダイジェスト映像を観ながら解説を。

akiyo_004.jpg 今年の参加を決めた時から、3度目の総合優勝に返り咲きたいという思いは強かったが、「調子が良かったんですけど、結果3位で悔しい思いがありました」と振り返る中国大会。その後も、もう少しのところで優勝を逃すなど苦戦が続いたことで、「どんどん自信をなくしていった」という。
前半にまったく優勝出来なかった時点で、後半戦への参戦をキャンセルするか……だけでなく、W杯からの引退をも頭を過ぎったという。1年半、10戦以上優勝できなかったことから「もう、優勝は出来ないんじゃないか?」と悩む日々が続くも、「優勝を意識せずに、自分らしい試合が出来れば」と気持ちを切り替えて望んだところ、待ち望んだ優勝に手が届く。その時の気持ちはまさに「初優勝をした時のように嬉しかった。大泣きしました」。

akiyo_005.jpgその後のアメリカ大会で続けて優勝し、「思い出に残るベストのクライミングが出来た試合。前半に、優勝できなかったことが信じられないくらい、負ける気がしなかった。なんでも登れるような気がした」という後半戦。そして総合優勝が見える最終戦は、「体調を崩して高熱が出て、1週間クライミングをしていない」中でのフランス大会。「高熱くらいで今年のチャンスを逃してしまったら一生後悔するだろうな」という気持ちの中、最終課題を完登しないと優勝できないという重圧を「人生で数回の大切な場面なんだ!」と振り払い、ギリギリ指先がかかる「今でも信じられないクライミング」で総合優勝をたぐり寄せた。そんなダイジェスト映像終了後には、その現場であったかのような大きな拍手がわき起こった。

akiyo_006.jpg最後に、安間佐千さんから花束贈呈。
「12年、13年とワールドカップの総合優勝を逃して、くやしい思いの中、今回3度目の優勝を果たしたことを、嬉しく思っています」とお祝いの言葉を贈った。

akiyo_007.jpg大勢のクライマーやファンからの祝福の言葉が飛び交い、記念撮影のフラッシュが瞬く中、会場は最後まで大いに盛上がった。

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