5月10日、11日、日帰り富士登山×2
実は奥穂高コブ尾根を予定していたが。1週前の北穂東稜で打ちのめされていて、とてもコブ尾根に行く自信が持てず、体力アップと雪訓目的の山行に変更したのだった。
5月10日は富士吉田口から。
5合目スタート時間が遅かったこともあり、2800m地点で終了。気分はどよどよ。ともかくも「シンドイわ〜」な印象のみ!
5月11日は富士宮口から。
3200m地点で終了。
1時間に高度200mペースの歩きと判明して「あああ」な感じ。だってね。富士吉田口から上がったとして、上へ着くのに7時間近くかかる勘定でしょ。
「5時間は切らないと」
と思い詰めて4時間50分が最速まで上げてモンブランに挑戦した。もう3年前にもなる。ってことは何か?!進歩してないどころじゃないじゃないの!ただただ3年分齢とって衰えたってデータなの?!
強くなりたいと思い続けて来た。極めてストイックなアスリートな日々を送っているか?と問われれば、そりゃあ、口ごもってしまうけれど、それでも、自分なりにトレーニングは積んだつもりでもある。一体あの3年間は何だったの〜?!
あああ、腐っちゃうな〜
5月17日、18日、明神岳主稜
北穂高東稜でとんでもない失態をし、日帰り富士山2日間でもはかばかしくないまま、またまたロングアンドハード山行だもの、最初っからビクビクっす。
5月17日、上高地→岳沢・明神主稜への分岐→5峰テント場
上高地から2時間足らずで主稜への分岐に。次第に登り傾斜が強くなる。稜線に出る少し前から気温がぐっと下がり、稜線に出たころには強風となり、雪も舞い始める。
歩き始めてから5時間ほどでテント場へ。結構寒い。そしてクタクタ。
5月18日、5峰テント場→4峰→3峰→2峰→主峰→奥明神沢→岳沢→上高地
2:00起き、3:00出発。
寒いのはともかく、かなり風が強くて閉口する。5峰までが第一関門かな〜
空が白み始め、気温もわずかに上昇してくると、ようやく気持ちも平穏に鎮まってくる。
5峰へ登り切ってしまえば、あとはアップダウンを繰り返して主峰まで。とは一口に言うのは言えるが、登りに滅法弱いアタクシは、そりゃあもう、大変ですよ。ヨレヨレ〜
「辛くもなんともない」
と一緒のC.Tさん。南米の6000峰をやっつけて来たばかりなので、高度慣れもしているからとはおっしゃいますが、もともとストロングな方だけに鬼に金棒。
C.Tさん、細っこいのにね〜
アタシャ無駄にころころしてるだけなのね〜
ってかころころしてるからシンドイってのもあるのかも。
懸垂で降りて、肩から奥明神沢を下る。恐ろしく急な雪斜面、もう怖くて怖くて…
「雪山、初めてか?」状態。東稜の記憶が脳裏をよぎり、恐怖で腰が引けるから、ますます滑りそうで、前が向けない。そしてめちゃめちゃ疲労する。岳沢小屋まで、恐らく1.5倍ほどかかったと思う。
ワタシ、ほんとに山やってて、いいんでしょうか…
上高地着夕方3時。12時間行動。
ヨレヨレ〜
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